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カテゴリ:コミック
先週はお休みだったので2週間ぶりに雑誌を購入して
読みました。今回はわりとさらっと読み流しました。 やっぱり私にとっての今の連載のクライマックスは ジョヴァンニの卒業式、特にチェーザレがメディチ家 の本質を突くような質問をしたところとその答えの部分 だったので、それが終わって少し気が抜けたのかもしれ ません。 この先ネタバレあります。 それでも今週号はコロンブスが登場して盛り上がりまし た。チェーザレとアンジェロを招待してピサの港付近を 船で一回りします。チェーザレが実際コロンブスと会っ ていたかどうかはわかりませんが、この当時船に乗ると いう体験は今の私達の旅行や遊覧船に乗るのとはまるで 意味が違っていたのではないかと感じました。港のすぐ 近くにいても世界観はかわるだろうし、まして未知の世界 に旅立とうとしているコロンブスや船員のことを考える とどんな気持ちだったのだろうかとわくわくします。 チェーザレとアンジェロはマストの上にも登って絶景を 眺めています。一方ミゲルは「この航海で世界は変わる」 というコロンブスの言葉をじっと聞いています。新天地が 見つかり世界が変わっても迫害されている自分たちの立場 は変わらないと言いたそうなミゲルが印象的でした。 そして後半はアンジェロが初恋の女の子と再開します。も うピサに戻ってくることはないと告げるアンジェロ、8巻 での体験やラファエーレ相手への堂々とした誤魔化し、さ らに自らすすんで密偵役を引き受けるなど、最近のアンジェ ロは最初の頃に比べてすごく大人に、天然なところが抜けて ある意味ずる賢くなってしまったと少し寂しさを感じてい たのですが、女の子に対しては昔のまま不器用なんだなと 思ってほっとしました。そしてそんなアンジェロを見守る チェーザレとミゲルの目があたたかく、この先ますます 冷酷にならざるをえない2人がこんな表情をしていること がとってもうれしく思いました。
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Last updated
2012年08月23日 15時44分12秒
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