カテゴリ:本
オイラは貧乏性なので、いったん読み始めた本は、よほどのことがないかぎり最後まで読み通す。
もったいなからね^^ ここで止めたら、今まで読んだ時間が無駄になってしまうという、いってみれば、始まった公共事業が止められないと言うのに似ているかな。 まあ、もっとも、下らない本に時間をかけて読む方が、時間がもったいないと言う説もあるけどね。 年とってくるとこの説に賛成したくなるが、ともかく途中で止めないという点で、意固地になっていたわけだ。 ところが、ついこの間、その誇り(?)が、最近立て続けに傷ついてしまった^^ 「秘密」(東野圭吾)「ブルース」(花村萬月)のこの2冊、どうしても最後まで読むことができなかった。 最後までどころか、半分まで行かない。 「秘密」は、その状況設定を、どうしても受け容れることができなかった。 理屈じゃない。生理的にダメだったな。 事故で、死んだ妻の意識が、娘の肉体に入り込む。 これが、もうダメだな。その先の“秘密”も別に知りたくない。 「ブルース」は、登場人物が全員が、いやー、語る語る。 過剰な思い入れと、もったいつけた身振りの、“元ブルース・ギタリスト”“ホモのヤクザ”“天才的女ブルース・シンガー”が、延々と“言葉で”語り倒す。 しかも、舞台は“横浜”。カッコイイでしょ^^ 東野圭吾も花村萬月も、他の作品は面白く読んだのだが、この2作はダメだ、今のオイラには。 若い頃だったら、無理して読んだろうな。 時間あったから^^ 若さという特権は、時間の無駄遣いができるということにあるな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.10.25 18:50:11
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|