試乗レポート:ダイハツコペン
今日のクルマはダイハツコペン。すでに発売されてからかなり経ちますが、軽自動車の中では唯一欲しいクルマです。コペンの魅力はそのユーモラスなスタイルです。写真で見るとよくわかりませんが、近くでみるとその低い車高もあって、とてもワイドなクルマに見えます。彫りも意外に深くて丸々としたデザインの中に結構エッジのきいたラインが入っています。目に見えるやや楕円形のヘッドライト、何となく笑っている口のようにに見えるフロントグリル、リアまわりもほぼ同一イメージでデザインされています。コペンに屋根つきで乗っている人をバックから見ると、とっても狭そうです。頭のすぐ後ろがリアガラスに見え、横幅もとても余裕なさそうです。実際乗ってみてももちろん狭いのですが、外からみるよりは余裕が感じられます。荷物置き場もないので基本的には一人で乗るクルマだと思いますが、2人乗っても肘がぶつかり合うといったことはありませんでした。ディーラーの人を横にのせて試乗してきました。ティプトロタイプのAT車です。自分はオープン状態にして試乗。屋根の開閉は2箇所のロックを外して後は電動でワンタッチです。オープンにすると頭上の開放感で狭さはまるで感じません。一般道のため、遠慮がちにじわりとアクセルを踏み込んで見ると、やや遅れて加速が始まるような感じでした。登り坂でも同様でしたが、トルク不足でギアチェンジしているような感じはありません。ただその直後に友人がクローズドで試乗したときには、パワフルに感じたというので、もっと「ぐわっ」とアクセルを開けてやれば違うのかもしれません。乗り心地は固めですが、ダンパーの底をうってしまうような事はありません。剛性感もありもっと高級なスポーツカーに乗っている感じがしました。以前試乗したホンダビートに比べると、横幅が大きくなっているせいか剛性感ではコペンの方が上という気がしました。ビートはそのシフトチェンジが感動する位にスパッと決まる爽快感でしたがコペンはAT車試乗だったためその辺はわかりません。一般道など3ナンバースポーツカーでは道幅ギリギリでアクセルも半分もあけずに2~3速までしか使えず、走っててちっとも楽しくないのですが、コペンは幅の狭さと低い目線で、とても道幅を広く感じます。そして道幅をいっぱいに使って軽快に走ることがとても楽しいのです。