韓国語の中の日本語(追記)
日本語の中には韓国語が語源のものもあるのはよく知られることだと思う。独身男性のチョンガー(チョンガク)や、地名の奈良(ナラ=国)、祭りのかけ声わっしょいわっしょい(ワッソ、ワッソ=来た来た)、ハナから~のハナ(=一)などなど。同じように、日本語語源の韓国語もたくさんある。学生からも、これは日本語ですよね?とよく聞かれるが、発音や意味が変化しているものも多くて、困ることもしばしば。ヨウジ(爪楊枝)やワロバシ(割り箸)くらいならわかるが、ムデポ(無鉄砲)とかシダバリ(下張り)とかノガダ(土方)といわれたときには何のことやら??だった。学生ではなくても、私が日本人と聞くや、一生懸命知っている日本語を並べてくれる人もいた。スメキリ(つめきり)、バケス(バケツ)、ジャブトン(座布団)などなど。ほかにも、ガソリンスタンドでうちのダンディーがマンタン(満タン)といったので、日本語じゃん、間違えたなと思ったら、スタンドの人も普通に「マンタン」といっていて、驚いたこともある。「パンク」もそうだ。でも今まででいちばん驚いたのはシアボジのこの発言だった。まだこちらに来て間もないころ。みんなで銭湯へ行こうとして駐車場にいたのだが、シオモニが見えない。どうしたのかと思っていたら、シアボジが私に「オカアサン、フンドシ。」と、ニコニコして言うではないか!もちろん、下着を取りに行ったという意味なのだけれど、ふんどしはないでしょうよ、お父様・・・。思わず想像しちゃったじゃないですか!今度は、うちのだんなが義父母を乗せて運転中のときのこと。前にうっとうしい走り方ののろい車がいた。シアボジ、これに業を煮やして、「オイコシ へ! オイコシ!」このときも驚いたものだ。今日も授業中におもしろいものを聞いた。その名も「感じファッション」。最近の流行のファッションの名前だそう。でも、いったいどんな「感じ」なんでしょうね。------(追記)後日、三吉さんから以下のようなご指摘を受けました。私は専門家ではないので由来の真偽などは全く分かりません。ただ、このブログで書いたことが間違いであるかもしれないことが分かった以上、放置はできないので、ここのその内容を掲載させていただきます。-----「韓国ゆかりの日本語について興味を持って調べていてこちらのブログを拝見しました。「わっしょいはワッソ起源」説は民間の作家が思いつき唱えだした説で学問的裏付けは何もない(逆に否定的な裏付けはある)そうです。「奈良はナラ起源」説も俗説で有力な説は「平に『なら』された土地」起源説だそうです。」(三吉さんのコメントより)