希少価値のある純日本産マンサク
昨日に続いて、半田山植物園の写真です。今回の目当ての1つは、植物園裏山にひっそりと咲くアテツマンサクを見ることでした。この木は、昨年初めて目にすることができました。昨年も記したように、阿哲マンサクの「阿哲(アテツ)」というのはもともと岡山県にあった阿哲郡、学名の中の「bitchuensis」は「備中国」に由来しており、岡山ゆかりの純日本産マンサクです。花全体が黄色という点で、シナマンサクなどと区別できます。残念ながら、昨年よりは花つきが悪いようです。近年、マンサクは、マンサク葉枯病の影響で自生種が激減しています。また、必ずしもすべての木が毎年花をつけるわけでもないようです。昨日のローカルニュースで、県北の新見市大佐小阪部の農業柴田光政さんの私設植物園「まんさく園」が紹介されていましたが、開花している木は2割程度だとか。以前、静岡県三ヶ日のマンサクの森を見に行った時も、130株あるはずの木のうち数本しか花をつけておらずガッカリしたことがありました【2008年2月28日の日記ご参照】