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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2014年10月30日
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以前SAPIOで特集されていて購入した一冊。
最近、こういう類の本ばかり読んでいるためか、子どもにいつも読んでいると非難口調で言われてしまった。
子供は観光や中国がどういう状態なのか知らないはずなのだが、KPOPが好きなせいか、そういう私の姿を冷ややかな目で見ているのかもしれない。
おそらく、ベトナム戦争における韓国軍の蛮行については以前から専門家の間では知られていたようだが、本格的に書かれた著作はおそらく初めてだろう。
簡単にまとめると、次のようになる。

・韓国軍がベトナム人を虐殺した人数は1万人~3万人
・虐殺された人々が住んでいたのは19か所以上。
・村の女、子供、年寄りを食料を配るようなふりをして集めて、銃殺や爆弾、火をかけるなどして殺した
・殺し方が中国の殺し方と同じで残虐
・アメリカ軍はソンミ村で504名虐殺したが、軍としては残虐ではなかった
・アメリカ軍はベトナムに謝罪し首謀者は断罪されている
・韓国はベトナムへの謝罪は一切ない
・国内でも、首謀者は何らおとがめなし
・韓国軍は村民と戦っても負けてしまうほど弱い

これは、筆者らが虐殺に対して慰霊碑が建てられていることを知り、その場所の調査と地域住民の話を聞いたことから得られた情報だ。
ところが、ベトナムは国家として、韓国の蛮行を戦争犯罪として告発することは全く考えていないらしい。
いろいろ事情はあると思うが、国家としての矜持を感じる。
反面、国民はこのことを決して忘れていない。
彼らの気持ちに報いるという点で、今回の活動は意義のあることだと思う。
事件の生存者が生きているうちにこの活動を広めてほしい。
しかし、いつもながら思うのは韓国国内で全く問題にならないことが不思議でならない。
虐殺と共に行ったレイプによる1万人から3万人いるというライダイハンの問題も韓国では正式に認められていない。
ライダイハンはベトナムでは差別の対象だ。
現代ではコピノと呼ばれる混血児がフィリピンで問題となっている。
韓国人のメンタリティは事大主義で中国にすり寄っているが、相手が弱いとみると途端に夜郎自大(自分が偉いと思う)になってしまう。
昔も今もかわらず、全くどうしようもない民族だ。
この本で惜しいのは虐殺に関する韓国軍の基地の場所や時系列的な考察がないことだ。
そこが明らかになればまた別な側面が見えてくるのではないだろうか。
私の目下の関心事はなぜ韓国軍は虐殺をしなければならなかったのかということだ。
その所を明らかにしてくれる方はいないものだろうか。
本書では戦争経験のない韓国軍が恐怖に駆られて皆殺しにしたということを書いている。
それでも、わざわざヘリコプターで村に乗り込むなんて全く理解できない。
まあ、一人の人間として軍人と民間人の区別もつけられないというのは分かるが、軍がそういう状態なのだから病気だ。
結局、軍としての形を成していない(そのくせ戦争の成果を誇大にPRしている)としか思えない。
まあ、現在もおかしなことがてんこ盛りで話題に事欠かない韓国軍らしいとはいえる。
 筆者は「シンクタンク戦略大学」を主宰して、長年歴史を研究している。
最近の韓国の傍若無人ぶりに怒り、日本の地位を回復するには、過去の韓国の蛮行を告発することしかないと考えて、この調査に着手したようだ。
虐殺の模様を描いた壁画の写真が多数掲載されているが、共著者のイラストで書き直してわかりやすく説明してるのはいい試みだ。
また、慰霊碑を巡る旅日記風に構成しているのは、読む人の理解を深める上でいい構成だと思う。
驚愕の事実の連続だが、問題がないわけではない。
まず、感情任せて、韓国人を悪しざまに非難していることだ。
鬼畜、餓鬼などと何回も非難している。
気持ちはわかるが、何回も続くといい加減げんなりしてしまう。
本来冷静に事実だけを記述すればいいのだが、学者らしからぬ激情ぶりで韓国人とそれほど変わらないと言ったら言い過ぎだろうか?
これでは資料としての価値が損なわれてしまうと思うと誠に惜しい。
本のつくりはいまいち。
筆者の力量が不足していて、文体や構成も雑だ。
表もパソコンで作ったファイルの画像を掲載していて、手抜きが目立つ。
思うに、編集に問題があるのだろう。
もう少し丁寧なつくりにしていれば、もっと説得力があるのに、実にもったいないことだ。
願わくはこの本が出来るだけ多くの方々に知られるように、心あるマスコミにもどんどん取り上げてほしい。

北岡俊明、北岡正敏著 「韓国の大量虐殺事件を告発する」展転社 平成26年8月25日第2刷







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Last updated  2014年10月30日 23時31分56秒
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