ツール・ド・佐伯
Sunday, October 9, 2022 曇りのち雨 西の風平均風速1.6 21.2℃ 14.8℃ 午前4時起床。昨夜、午後9時過ぎに就寝。しかし、寝付けず微睡(まどろ)む状態が続きました。酒を飲まなかったからなのかもしれません。 その時刻、妻はまだ夢の中。鯵の干物を焼き、味噌汁を温めました。 午前5時半過ぎ、サイクルユニホーム姿に着替え、家を出ました。曇ったせいもあって、その時刻はまだ暗かったです。 会場の佐伯市総合運動公園駐車場は、すでに9割方、埋まっていました。写真は午前7時過ぎです。チャリダーが続々、受付にやってくる様子です。 午前7時半、開会式が始まりました。 主催者挨拶、来賓挨拶、ゲスト紹介などがありました。ゲストライダーは若い女性3人、何れもその世界では知られたサイクリストです。壇上に上がると、会場から声がかかりました。スパークル大分の監督兼GMの黒枝氏の挨拶が終わって、午前8時スタート。 出発の順番は、広い佐伯市内をぐるり一周するSコース(200km)から順に173kmのAコース、102kmのBコース、75kmのCコース、大入島を一周するDコース40km、混雑を避け、1時間あまりをかけてでした。参加者各コース合計1,000人余り。こうしてみると壮観です。写真は出発前の私です。ちなみに私、Bコースにエントリーでした。 ポーズを取っていたら、観光協会の女性が、私もBコース、一緒に写真を撮りませんか、そう言ってくれました。私、64歳の爺です。若い女性に声をかけられるのは久しぶりです。いや、初めてかな。途端、鼻の下が長くなりました。パチリ。 スタートしました。その時刻、おそらく気温は20℃を下回っていたはずです。半袖半パンなので寒い寒い。青山から蒲江に越える轟(とどろき)峠にさしかかり、そこから汗ばんで助かりました。写真は蒲江翔難南学園に設置のエイドステーションです。到着のチャリダーは一つ目の峠を越え、ここで休憩。自転車を掛けるスタンドがなく、この態でした。 主催者提供の渦巻き。甘い物が有り難い。 肩をぽん、叩かれました。蒲江・西野浦在住のKさんでした。わざわざここに出向き、私を待ってくれていたのでした。うれしい応援でした。先を急ぐので、僅か数分の会話しか出来ませんでした。 入津湾を半周、二つ目の峠、空の地蔵を目指しました。坂の距離も傾斜も轟峠の上手でした。併走の皆さんもハーハーゼイゼイ、厳しいペダルのようでした。平均時速10kmを下回りました。 ピークに到着すると、エイドステーションは米水津のグルメ「鯵の丸寿司」で大賑わい。 これがそうです。皆さん、うれしそうにパクついていました。 欲な私は2個頬張りました。これ、紫蘇と一緒に巻いた姿寿司なのです。頭からいくのが常道です。美味い。 空の地蔵地点で43km。ここからは一気の下り。色利集落に降りました。湾を半周していて、トレインを組んだ後続に抜かれました。よし、私もついて行こう。その一つの尻に付きました。私の実力、単独走で時速30kmをキープするのは難儀。それが、後ろに付くと、35kmをさほど力を使わずとも付いていけるのです。風の抵抗を直前の人が受け、私のそれが減少するからです。知ってはいましたがこの実感、初めての体験でした。しかも前をいく自転車の後輪に近ければ近いほど、抵抗は軽減されます。私の前輪と接触しないよう、50cmから1mの距離を保つのには腐心する必要がありますが。ツール・ド・フランスをテレビ観戦していて、の解説者がトレインの重要性を語りますが、なるほど、これがそれか、初体験の杣夫でした。 戻ります。米水津地区公民館に到着。ランチが用意されてありました。これまで2つのエイドステーションとも、私たちのお世話をしてくれるのは地元の中学生(?)です。「お疲れ様です。シラスコロッケ丼をどうぞ」声をかけ手くれました。嬉しいな。 その逸品がこれです。嗚呼美味しい。ツール・ド・佐伯はエイドステーションが充実を改めて実感。 食べ終えて再スタート。小浦の先のトンネルを抜け、鶴見半島の北側、佐伯湾に出ました。半島の先、九州最東端・鶴御崎灯台に向かいました。その道中もトレインの後ろに付きました。このグループも30kmを維持。引いてもらうので、挨拶をしました。なんと、某航空会社自転車部の方でした。弊社、仕事上、その会社にアドバイスを頂くことがあります。そのことを話すと、トレイン4人ともそれをご存じでした。偶然というか、奇遇というか、驚きました。大分支店のAさんに、あなたのことを聞いていると言われ、とてもうれしかったです。 引いてもらうばかりでは悪い、私が代わりましょう。先頭に出ました。30kmほどのスピードで5kmほど頑張りました。ヘロヘロになりました。グループを見送った時、お礼を言われました。こちらこそ、でした。しかし、直後、この男気がせいで酷い目に遭うのでした。 鶴御崎灯台の激坂が待っていました。トレインを引く際、足を使ったため、その登りに難儀も難儀。牛歩の歩みとなりました。平均時速は6km位だったかな。写真はピークをなんとかやり過ごし、展望の開けたところでパチリ。これが鶴御崎灯台です。 高いところから眺めるリアス式海岸は絶景です。残念ながら曇り空。価値半減のビューになりました。 其処のエイドステーションに先着、航空会社グループの皆さんが憩うていました。話を聞くと、東京・羽田がベースのパイロットや整備士とのこと。昨日から2泊3日、このツールを走るためにやってきたのだそう。感謝感謝です。記念写真に収まりました。うーん、航空会社の方々はスリムでかっこいい。さすが羽田のエリートです。田舎者・西瓜腹の杣夫とは大違い。今夜も佐伯の夜を楽しむとのこと。お帰りは気をつけて。 さて、鶴御崎灯台は69km地点。残り30kmあまりは半島の北側を西向けに走るだけです。100km地点近く、茶屋ケ鼻橋の袂を通過中、ボランティア参加の弊社社員に声を掛けられました。会社の用事あり、大至急TEL欲しいとのこと。急停車、そうしました。困った事案でした。雨のぱらつき始めた中をゴール。急いで帰宅し、再び状況把握の電話をかけました。ラインのやりとりを経てなんとか落ち着きました。出勤せずに済みました。風呂にゆっくり浸かることが出来ました。写真は私の体重です。余り汗をかかなかったのですが、少し痩せたかな。 ちなみにこの日は午前8時半過ぎスタート、途中エイド休憩して午後2時半ゴール。実走行時間は100kmを5時間位かな。 プシュッ。一缶飲んだだけで眠気がきました。横になりました。 午後6時半、妻の帰った音に目が覚めました。今日は佐伯のまちに八神純子のコンサートがありました。彼女、それを聴きに行っていたのでした。私も同行する予定でしたが、レース後の疲れあって能わず。加えてトラブル案件あり、対応の必要から、キャンセルしておいて、よかったです。 夜は焼き肉でした。ロースやカルビを焼いてくれましたが、私はホルモン中心。ワインを抜栓、バタンキュー。写真は完走証です。私は真のサイクリストなのだそうです。エヘヘ。 余談を。スタート前やレース中、抜きつ抜かれつの途中、幾人かの方に声を掛けてみました。何処からお越しですか、年配の方には歳も併せて。大分大学自転車部の皆さんに出身を訪ねると熊本、福岡、山口、大阪と返してくれました。皆理工学部の学生さんでした。一般の方は福岡市と北九州市がそれぞれ二人、直方市、熊本市、大分市、地元佐伯市が一人。激坂を登る最中、私と同年齢と思しき方に声を掛けました。北九州市の方で、この大会には幾度も参加とのこと。年齢を尋ねるとなんと73歳。恐れ入りました。プログラムに参加者名簿があり、それを見ると、S,A,Bコースは他県からのお客様が多く、C,Dコースは地元大分県からの参加が上回っていました。今日の一句自転車のペダル踏み踏み峠越え一気下りを楽しみにして今日のランサイクリング102km今日の酒SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1 三楽ストレート1ショット サッポロ黒ラベルレギュラー缶1 赤ワイングラス3 黒糖焼酎ロック2 今日の音楽なし今日の写真は茶屋ケ鼻橋に停車中、写した鵜の群れです。落ち鮎を狩っているのでしょうか。この時期、よく見る光景です。