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非常に適当な本と映画のページ

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2005.11.29
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カテゴリ:洋画
トリプルX スペシャル・エディション

 ヴィン・ディーゼル主演の新感覚(?)スパイアクション。ディーゼル自身がプロデューサーも勤めている。本作には劇場公開されなかった続編があるらしい(製作後そのままDVDやビデオになってしまったことになる)。


粗筋

 ザンダー・ケージはエクストリームスポーツという危険なスポーツのカリスマ的存在。不法行為をどうとも思わないワルだった。
 NSA(米国国家保安局)のギボンズは、彼をスパイとして使うことにする。弱味を握られたザンダーは、ギボンズの命令通りチェコのプラハへ向かうが……。


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感想

 本作品は、007を超えるクールなニュー・ヒーローとして本国で大絶賛されたと言うが、007ファンのこちらとしては、どうかね、と思ってしまう。
 ザンダーはクールな筋入りのワルだ、と制作者側は主張(ごり押し?)したかったようだが、こちらには単に「007を筋肉質にして頭を鈍くしたもの」としか写らなかった。銃の安全装置の外し方が分からず、ヒロインの女性にたしなめられる場面ではとにかく萎えた。筋入りのワルのくせに銃の使い方が分からないのか、ワルでも何でもない、結局図体がでかいだけのクソガキじゃないかと。こんな奴のどこがクールなのか。ザンダーのキャラも最初はアウトローぽかったが、後編になると入れ墨とスキンヘッド以外は普通のエージェントになっていて、しょぼくなっていた。服装も微妙。ザンダーは他人の服装がいかにイケていないかを指摘していたが、こちらからするとザンダーの服装の方がイケてなかった。特に、あの変なジャケットは一体何?
 ザンダーは、映画の冒頭でロックミュージックや過激なビデオゲームを規制しようとする議員に対しお灸を添える。が、ザンダーを観ていると、「お前みたいなアホが一人でも生まれるのを阻止できるなら、むしろ規制もやむを得ないのでは?」と思ってしまう。
 悪者もしょぼい。世界の主要都市に生物兵器をばらまき、世界を混乱に陥れるという計画を実施できるほどの奴には到底見えなかった。薄汚かったからだろう。悪者、てのは精錬されてないと。薄汚い奴だとそこらのチンピラになってしまう。
 ヒーローと悪役のしょぼさをスタントアクションでカバーしよう、と制作者側は考えたらしく、本作品はスタントアクションを満載している。ただ、どのアクションもわざとらしく、単なるスタントショーに成り下がっている。そりゃ、やってる本人にとってはエキサイティングなんだろうが、観ている方には実際の躍動感の数分の一しか伝わらないのだから、スタントだけでどうにかしようと考えるのはやめてほしい。
 サウンドトラックもうざい。単にガンガンうるさいだけで、音楽と言うより単なる騒音。最近のハリウッド映画はこういうのが多い(トゥームレイダー、バイオハザードなど)。サウンドトラックに「美」がないのだ。昨年観た「アヴァロン」なんかは、作品そのものよりサウンドトラックに惚れてしまい、普段は買わないCDを買ってしまったほどだが、本作品はそういう考えを全く起こさせない。「スーパーマン」や「スターウォーズ」のテーマ曲など、一部を聞いただけでその曲だと分かり、単独での観賞に値するようなサウンドトラックはもうないのかね。
 本作品で一番光っているのは、ロシア情報局の女スパイだろう。「犯罪組織に潜入したのはいいものの、潜入を命じた情報局が改変されてなくなってしまった為、自分のことが忘れられてしまったらしい」というセリフは妙に現実味があり、どのスタントアクションより面白かった。こういう設定をもう少し発展させてくれれば面白いのに仕上がったのに。
 本作品は、制作者が全編において観客の襟を掴み、「おい、観てみろよ! すげえだろ! 格好いいだろ! クール、てのはこういうものを指すんだぜ!」とごり押ししているような感じ。
 はっきり言いましょう。
 クール、てのはそんなもんじゃない。
 これまでもワル=クールとイメージする連中の気が知れなかったが(日本の漫画でもそう)、本作品を観てますます気が知れなくなった。
 あともう一つ。ヴィン・ディーゼル、て名前を変に思うのは自分だけか?


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Last updated  2005.11.29 12:46:45
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