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May 17, 2014
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あっという間に週末ですね。苺がもう最後の方で、すいかやキウイ、メロンなどがスーパーに出始めました。
季節の移り変わりを感じます。

さて、こちらはギリシア神話で有名なトロイア戦争のその後の話です。


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オデュッセウスの冒険 ギリシア神話の物語下 ―サトクリフ・オリジナル〈5〉
The Wanderings of Odysseus-The Story of The Odyssey
ローズマリー・サトクリフ

 映画『2001年宇宙の旅』の英語題名は「2001:A Space Odyssey」である。このOdysseyの元になった男性が本編の主人公、オデュッセウスだ。
 
 この作品の上巻にあたる『トロイアの黒い船団』では、有名なトロイの木馬をはじめとして、彼の戦術と見込みが悉く当たる。ちなみに女装していたアキレウスを見つけたのもこの人だ。知将で勇猛果敢という全ての栄誉を欲しいままにした彼であったが、一つ目巨人キュクロプスの目を潰してしまったことから故郷への長い旅が始まる。

 ここでオデュッセウスは、知将の名を疑うようなミスを犯す。なんとキュクロプスの目を潰した時に、自分の本名を名乗ってしまう!まあ、ちょっといい気になってたんでしょうな。戦国時代の武将じゃあるまいし。目を潰された息子は父親に「いじめられた!」と言いつけたが、その父親がゼウスの弟で海神ポセイドンだったからさあ大変。海路でイタケに戻らなければならないのに、その海全て敵に回すことになってしまう。歌声で人々を海に引きずり込もうとするセイレーン、人間を動物に変えてしまう魔女キルケ、怪物カリュプディスなど、次々と襲いかかる災厄で部下を失い、彼はたった一人になる。

 ところが彼は孤独を楽しんでいたわけではない。女性によくモテるのだ。恐ろしげな魔女キルケも、彼を5年間島に留めておいたニンフのカリュプソも、そしてアルキノオスの国の王女ナウシカも、彼にメロメロで「ずっとそばにいて欲しい」と尽くす。ナウシカを除いて他の二人とはプラトニックではない。妻が故郷で求婚者に居座られて困っているにも関わらず、結構いい扱いを受けている所が「何なのそれ?」と思ってしまう。

 さて、モテエピソードは少しいまいましいが、ようやく故郷に帰ってきたオデュッセウスを彼の飼い犬アルゴスが見抜くというエピソードがいい。犬が好きなサトクリフだからこのエピソードは省かなかったのだろう。息子でさえ最初は信じられなかったオデュッセウスを、待ち続けた犬は一目で見抜き、体いっぱいで喜びの表現をした後に息絶える。この後にオデュッセウスによるリベンジ―血なまぐさい求婚者殺戮シーンがあるだけに、さりげない逸話ではあるが、心温まるひとときを与えてくれる。






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最終更新日  March 24, 2017 10:06:05 PM
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