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テーマ:家を買った後のこと。(372)
カテゴリ:アメリカレポート
そしてやってきたクロージング(最終契約)の日。
本当は最初の仮契約から7日後という約束だったのに、買い手側の文書ができあがっていなくて、今日か明日かと待っているうちに4日も経ってしまった!その日はもう月末の最後の平日。私たちの前の家に対する次のローン支払日は翌月1日。ということはこの日までにローンをなんとかカタをつけないと、たった一日遅れただけで翌月分を払わなければならなくなる!ぜーーーったい、今日中にクロージングしないと! この日にクロージングすると言っておきながらしなかった場合は本当は契約違反。3000ドルの件もあって、うちの旦那は怒り爆発。 「あっちのエージェントは結局7日間でクロージングなんて最初から無理だって知ってたんじゃないか?遊ばれてるような気持ちになる。本当にキャンセルしちゃうよ」 と、うちのエージェントに言った。そうしたらその日のうちにできるようになった。もーーー!! 普通クロージングにはエージェントが立ち会う。ところが、急に決まったせいもあって、うちのエージェントは来なかった。しょうがないけどちょっと見捨てられた感じ。確かにエージェントは立ち会うだけでサインもなにもしなくていいんだけど、もう売っちゃったからあとは勝手にやって、という態度にもとれる。でも、このエージェントには売値の3%、そして買い手側のエージェントにも3%をコミッションとして私たちが払うことになっているので、最後の締めくくりとして来てくれなくて、がっくりした。 買い手ほどではないが、売り手側もいろいろな文書にサイン。もう手が疲れちゃうよ。しかも法律用語のオンパレードだから、タイトルカンパニー(契約書類を準備して売買手続をしてくれる会社)の人が簡単に説明してくれないと全然理解できないでしょう、私の英語力程度じゃ。 そして、最後に前の家の鍵と、ガラージドア・オープナーをタイトルカンパニー側に渡すときが来た。 私はそのときちょっと鍵を握り締めた。そしてあの家のことを考えて、センチメンタルに。 私たちの初めての家。 私の初めての持ち家。 子供たちの初めての家。 子供たちが今まで育った家。 緑いっぱいの庭。 カルデサックのみんな。 カルデサックで車の心配をすることもなく遊べた子供たち。 その他、楽しかったこと、うれしかったこと、大変だったこと、etc. もうこれを渡したら本当にあの家に戻れなくなる。入れなくなる。ちょっと寂しい。 でも、一息ついて、やっと「バイバイ」と言って、渡した。 これでめでたくあの家は売れたわけだ。クロージングも無事終わり、旦那と外に出てから、「おめでとう、やったね」と握手とハグをした。 鍵を渡すとき、センチメンタルになったことをいうと、 「そうだね。でも、あの鍵は買い手の人たちがすぐに変えちゃうから、捨てられるだけだよ。どうでもいいじゃない。」 なーんてことを言う! パーンチ!! そういう問題じゃないでしょ! 鍵という物質に未練があるわけじゃなくて、鍵に詰まった想い出のことを言ってるんでしょ!!すると、 「でも、(家で撮った)ビデオもあるし。(想い出は見られるでしょ)」 アンパーンチ!! バイバイキーン!! というわけで、3回に渡った前の家のその後はこれでオシマイ。ちゃんちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 10, 2008 12:20:19 PM
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