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カテゴリ:時事問題
神奈川県藤沢市教育委員の藤崎育子女史は言う。
《大阪市の桜宮高校改革顧問に全日本女子バレー前監督の柳本晶一氏が就任した。体罰による指導とよらない指導両方の経験を持つ監督の活躍によって、たくさんの生徒や保護者、そして先生が救われることを心から望む》(「解答乱麻」2月23日付産經新聞11面) 藤崎女史はどれだけ柳本氏を知っているのだろう。知りもせずに柳本氏に期待しているのだとすれば、それは無責任である。 柳本氏は「体罰」や「暴言」で有名な指導者との噂がある。 (参照:http://www.youtube.com/watch?v=ZW_HNXRoCZQ&feature=player_embedded) 柳本氏が「体罰」によらない指導というのは、おそらく殴ったり蹴ったりしていないということに過ぎず、ボールをぶつけたり暴言を吐いたりというのはおそらく日常茶飯事だったのではないか。どうしてこんな人間に人を救うことなどできようか。 一方で、「体罰」根絶の声に生徒が増長するケースも発生している。 《卒業式を控えた生徒たちが、あえて叱られるような髪形や服装で登校し、挑発的な言動を取るようになったという。 「殴ってみろよ! お前の生活をめちゃくちゃにしてやる」。諭すと、笑いながらこう言い返してくる。「あーそうかい、傷ついた。死んでやる」。周りの生徒たちが、さらにはやし立てる。「もし、こいつが死んだら言葉の暴力だぜ。お前ら証人だぞ」》(「風--『体罰』を考える」2月22日付産經新聞夕刊10面) 「体罰」の根絶が有り得るとすれば、それは生徒に道徳心が涵養されてからのことであろうと思われる。現場を知らぬ人たちが博愛主義よろしく「体罰」の根絶を言うのは無責任に過ぎるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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