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2021.11.19
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カテゴリ:政治
公務員定年65歳に 改正法成立、31年度まで段階的に上げ
国家公務員の定年を65歳へ引き上げる改正国家公務員法が4日、参院本会議で可決、成立した。現在の60歳を2023年度から31年度まで2年ごとに1歳ずつ上げる。若年人口が減る状況で知識や経験を持つ職員により長く現役で働いてもらう。社会保障制度の維持や消費の担い手の確保に役立てる狙いがある。(以下略)
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半年近く前ですが、公務員の定年が65歳に延長されることが決まりました。引用記事は国家公務員についてですが、地方公務員も同じです。地方公務員の定年は地方公務員法には明示されておらず、各自治体で条例を定めることになっていますが、「国の職員につき定められている定年を基準として条例で定めるものとする」と規定されているので、国の定年延長と違う条例を制定することは、現実問題としてはできません。だから、地方公務員についても国家公務員とまったく同じに定年延長が行われます。

実は、公務員の定年延長は、昨年5月に一度潰れています。黒川東京高検検事長(当時)を検事総長にするために定年延長を強行して、その違法状態を合法化するために検察官の定年を延長する検察庁法を改正しようとしたところ、さすがに批判を浴びてこの改正がとん挫しました。そのとき、国家公務員一般の定年延長もまとめて見送られています。
その際、公務員の定年延長は見直す、と発言した自民党の議員もいました。

正直に告白しましょう。私はこのとき、心の中で万歳三唱しました。定年延長を見直すと言った自民党議員の公務員攻撃の一環としてそう言ったのでしょう。この際真意が何だろうが、定年延長を止めてくれるならなんだっていいのです。
もちろん、この問題は個人の事情によって賛否が分かれ、65歳までフルタイムで仕事がしたいから定年延長大歓迎、という人もいるでしょう。でも、自分個人としては65歳までフルタイム・残業付き・責任付きで仕事なんかしたくない(仕事自体はしたいですが、フルタイムはカンベン)のが偽らざる本心です。

ところが、定年延長が成立するまで、あと2~3年はかかるんじゃないか、ひょっとしてなくなるのではないか、という私の甘い期待は見事に裏切られ、1年後には定年延長が成立してしまいました。そして、私は、経過措置にも引っかからない、65歳まで働かなければなりません。なんだよ、自民党のやつら、反対論はどうしたんだよ。
そのことを知った時、私はほとんど絶望感に打ちひしがれてしまいました。そして同時に、「個人の事情によって賛否が分かれ」と前述しましたが、私の周囲を見回すと、少なくとも40代後半より上の年代で「定年延長で65まで働けるようになって良かった!」と言っている人は一人もいないことに気が付きました。端的に言って、再任用制度というものがあって、今でも65歳まで働けるからです。
私の周囲では、ことごとく定年延長にはがっくり来ています。40代前半以下の人は、まだまだ定年まで遠いから、考えは違うかもしれませんけど。

「定年まであと×年」と指折り数えていたのに、そのゴールが直前になって、いきなり遠くに移されちゃったんだから、当たり前です。もちろん、そのあと65歳まで働くつもりの人の方が多いのですが、それでも「定年退職」という目に見える節目は決してないがしろに出来ないのです。
だから、正直に言って思いました。誰も喜ばない、誰もうれしくない定年延長だな、と。

しかし、同時にこれは始まりでしかないのだろうな、とも思いました。1967年生まれから定年は65歳に延ばされます(それ以前は経過措置)。1967年生まれというのは「ひのえうま」の翌年、出生数が急増した年で、第二次ベビーブームのトップバッターとも言えます。(第二次ベビーブームのピークはその数年後ですが)
つまり、次は年金受給年齢が引き上げられるのだろうな、ということです。年金受給開始年齢は現在65歳(に向けた経過措置の途中)ですが、多分第二次ベビーブームのトップバッターが65歳になっても、年金はもらえないでしょう。年金支給開始は更に遅らせるからもっと働け、という、その布石としての定年延長でしょう。
後期高齢医療の保険料や医療費自己負担、介護の自己負担なんかも、おそらく同じでしょう。最後は、年金を長く払いたくないし医療費もかけたくないから、あまり長生きせずに早く死んでくれ、ってなるかな?

前述のとおり、仕事自体は65歳になっても、ひょっとしたら70歳になっても続けたいと思っています。でも、「責任」「プレッシャー」「残業」という言葉からは解放されたい。それと引き換えに給料が半分、いや1/3に下がっても、全然構いません。子どもが社会人になってしまえば、必要な生活費は激減しますし、自分の「将来」もどんどん短くなっていきますから。

ところが現実の定年延長はフルタイムで責任もプレッシャーも残業も何も変わらないまま、給料だけが3割下がるというトンデモな内容です。

というわけで、定年延長自体は法律で決まってしまったことなので如何ともし難いのですが、そんなものは無視して、私は自主的に勝手に自己定年しよう、と思っています。いや、実は以前からそうしようと思っていたのですが、ますますその気持ちは強まっている今日この頃です。
でもね、そうなるとそれ以降の仕事を自分で探さなくちゃならないしね、こんな取り柄のない人間を雇ってくれるところがあるかなー、なんてことも思ってしまいますけど。
でも、今の仕事で65歳まで働き続けることを前提にするのは、とてもじゃないけど精神の平衡が保てません。もっと早く辞める前提でいなければ、とても身がもたない。

あーやだやだ、今日の記事は完全に私怨、私憤です。しかも、およそ前向きな側面皆無、後ろ向き全開です。けど、こういうことを考えているのは私だけではない、定年延長を喜んでいる公務員ばかりじゃない、否、喜んでいる人なんか少ない、という事実は多くの人に知っておいてもらっていいかなと思います。





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最終更新日  2021.11.19 19:00:07
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