カテゴリ:SIM
ドコモは、一部の機種を除き、2011年頃からガラケーでもSIMロックを外していわゆる「SIMフリー」にするサービスを有償(3000円+消費税)で行ってきた。購入してすぐにSIMフリーにすることができたのである。
ところがauやソフトバンクは閉鎖的で、SIMフリーのサービスは存在しなかった。 2011年6月発売のドコモの2012年6月発売のSC-02C(Galaxy S2)とSC-06D(Galaxy S3)は購入してすぐにSIMフリーにしたのである。 SIMフリーにしたのは、日本の携帯会社のSIMを使うためではない。海外で使うためなのである。海外ではドコモのローミングサービスを使うと1日3000円ほどかかるのだが、現地でSIMを購入すればとって安いのである。 2013年の夏、台湾の空港で1000円ほどで買ったSIM。詳しくは「台湾の空港でSIMを入手。SIMフリー化したスマートフォンで使う」参照。 そのSIMをSC-02C(Galaxy S2)とSC-06D(Galaxy S3)に入れて使った。 2014年の夏、今度は中国でSIMを買った。 そしてドコモのSC-02Cで使った。詳しくは「中国でChina UnicomのSIMを購入」参照。 このようにドコモはSIMフリー化に対して先進的。auやソフトバンクがはSIMフリー化をしていなかったのと対称的。 2015年5月1日から、ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信会社は、端末をSIMフリー化することが義務化された。 ところが、ドコモは今までは購入したらすぐにSIMフリーできたのに、5月1日以後発売された新機種は、6ヶ月経過しないとSIMフリー化しないとなったのである。これは後退である。今までは3000円だったのが、店頭では3000円の料金、ネットでは無料にSIMフリー化できるようになったのは良いことではあるが・・ 日本においては格安SIMを使って通信料金を安く済ませようと思うと、格安SIMのほとんどがドコモの回線を使っているので、ドコモの端末をSIMフリーにする必要性はなく、そのまま使える。 一番困るユーザーが、冒頭の写真で見たように海外のSIMを使おうとしていた人である。最新の機種を購入後6ヶ月経過しないと海外で使えないことが起こるのである。 SIMフリー化で先行していたドコモが後退することになったのは、これはauが6ヶ月後にSIMフリー化することに横並びした結果なのだろう。とっても残念なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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