一部性描写が含まれます。性描写が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
セシェンがルドルフの傍に仕えるようになってから数ヶ月が過ぎ、季節は冬を迎えていたが、セシェンの元にリーシャの手紙は届いていなかった。
それでも諦めずに何度かリーシャへ手紙を書いていたセシェンだったが、それらが「宛先不明」の赤いスタンプを押されて返ってくることに対して毎日一喜一憂していた。
「どうしたの、セシェン?」
いつものようにリーシャへの手紙が赤いスタンプを押されて返ってきたのを見て今日も溜息を吐いていると、瑞姫が部屋に入って来た。
「皇妃様、リーシャ様からのお返事が来ないのです。」
インペリアルトパーズの瞳を潤ませながら、セシェンは瑞姫を見た。
「そう・・リーシャ様は今お忙しい時期だからお返事を書くのが遅れているのかもしれないわ。」
「皇妃様、リーシャ様に出した手紙に赤いスタンプが押されて返ってきたんです。」
「心配しないで、セシェン。きっと返事が来るわ。」
落胆するセシェンの肩を、瑞姫は優しく叩いた。
「ええ。」
瑞姫がセシェンの部屋を出ると、ルドルフの執務室へと向かった。
「ルドルフ様、今よろしいでしょうか?」
「ああ、入れ。」
「失礼致します。」
執務室に入ると、ルドルフは瑞姫の下腹をじっと見た。
「もうつわりの方は大丈夫なのか?」
「ええ。もう治まりました。お医者様の方から、夜の生活の方も大丈夫だと・・」
瑞姫はそう言うと、恥じらいの表情を見せた。
「そ、そうか。」
「ねぇルドルフ様、今夜辺りいかがです?」
瑞姫はそっとルドルフの方へと近寄ると、彼の背中に乳房を押しつけた。
「ああ。」
「大分、溜まっていらっしゃるでしょう?」
その夜、ルドルフは寝室で瑞姫を待っていた。
「お待たせしました。」
暫くすると、ガウンを纏った瑞姫が入って来て、ガウンの腰紐を解いた。
パサリとガウンが床に落ち、セクシーな黒の下着と、赤いガーターベルトを付けた彼女がゆっくりとシーツの中に入って来た。
「今夜は随分と積極的だな?」
「ええ。あなただって我慢していたでしょう? 知っているのよ、あなたが自分で処理しているのを。」
瑞姫はそう言うと、そっとルドルフのガウンの上から彼のものをそっと撫でた。
ルドルフは瑞姫のブラジャーホックを外し、彼女の乳房に顔を埋めた。
「あぁ、ルドルフ様!」
自分の下で喘ぐ瑞姫の顔が、何処となく嬉しそうにルドルフは見えた。
「お前も、自分で処理していたのか?」
瑞姫は静かに頷くと、ルドルフの頬をそっと撫でた。
「ルドルフ様、あそこ舐めて・・」
「わかった。」
ルドルフはシーツの中に潜ると、瑞姫のものへと顔を近づけた。
そこからは、下着越しにジワリと染みが出来ていた。
そっとパンティを膝まで下ろすと、蜜で濡れそぼったものがルドルフを誘った。
ルドルフはゆっくりと、そこへと顔を埋めた。
瑞姫は甘い声で喘いだ。
ビロードの舌で何度も彼女のものを舐める内に、甘い蜜のような味が広がった。
ゆっくりとシーツから顔を出すと、瑞姫が火照った顔をして自分を見つめていた。
「あなた、来て。」
ルドルフは瑞姫の中へとゆっくりと入ってゆくと、彼女の唇を塞いだ。
「腹の子どもには影響はないか?」
「激しくしなければ大丈夫よ。それに、コンドームは着けているんでしょう?」
「ああ。」
「なら問題ないわね。さぁ、楽しみましょう、あなた?」
瑞姫はそう言うと口端を上げて笑った。
「望むところだ。」
ルドルフは瑞姫の唇を塞ぎ、舌を互いに絡めた。
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