「いかがでしたか、凛様?告白の行方は?」
「ふられちゃったわ。でも、わたくしは諦めなくてよ。」
凛はそう言って笑った。
「何か悪いことをお考えのようですね?」
エーリッヒの口調は、何かと楽しげだ。
「さぁ、それはこれから考えるわ。ま、あいつが鬼姫様の国を滅ぼす前にね。」
金色の瞳を細め、凛は美津と四郎の仲を引き裂く策略を考えた。
「帰りましょう、こんな土臭いところもうこれ以上いたくないわ。」
「わかりました。」
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Last updated
2012.03.07 16:07:52
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