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昭和初期、貧しさゆえに室蘭郊外にある幕西遊郭へと売られて来た四人の少女達。
廓の中は、外に出られるのは死んだときだけ。
女達は性病に罹っても客を取らされ、死んだら桶の中に入れられる・・そんなに酷い世界が、かつての日本に会ったのですね。
悲惨な戦争を経て、幕西一の女郎・夕湖ことお梅の娘・道生(みちお)は戦後、小学校教師となり、幼馴染と結婚し、四人の子供らとともに、かつて母達が通って来た地球崖から海を眺める・・という場面で終わりました。
スマホでこの漫画の広告が出るたびに、どんな漫画なのだろうかと思いながら二巻を同時に購入しましたが、購入して、読んでよかったと思える漫画でした。
作者の曽根さんが読者のわたし達に作品を通して伝えたかったメッセージが、読後ひしひしと伝わりました。