カテゴリ:詩
詩集「バタフライ効果」(4) 著者:金指安行(下田市在住、著者の第三詩集)
サヨナラの前に
今 何かをしてあげなければ そう思う人の顔が目の前を過っていく そのうちと思いながら いつしか月日が経ってしまった
私が先か あの人が先か それは誰にも解らないが いずれは手の届かない岸辺に向って さようならを言うことになる
俊敏さや一途な想いや 体を鍛えようとする明日への願い それもこれも 水枯れの花のように少しずつ衰えてきた いつかは私から 時間というものも飛び去るだろう
今 何かをしてあげなければ この四次元という まだ肌の温もりの伝わる世界で
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最終更新日
2019.03.03 08:22:53
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