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カテゴリ:鉄道
京都商工会議所・立石会頭は、リニアルートに関し、学研都市経由案を容認する考えを明らかにしている。
また、門川・京都市長も、京都駅経由に拘らず、関西学研都市で、北陸新幹線とリニアが接続することも検討すべきと発言している。 引続き京都駅経由を求めていくとしながらも、事実上の軌道修正と思われる。 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160620000132 (H28.6.20 京都新聞) 京都駅経由の方が、経済効果が大きいことは、容易に想像がつく。 ただ、肝心のJR東海が応じる見込みがない。 また、京都経由に修正するにしても、運動を始める時期が遅すぎたことは否めまい。 とりわけ、JR東海が駅建設の自己負担を発表した後ということもあり、他県からは、「負担がないから要求し始めた」いう批判を受けることになった。 リニアの前倒しが決まり、ルート決定が急がれる中で、京都と奈良で争っていては、建設が遅れる懸念がある。 京都市は早々と白旗と掲げたという感じがするが、リニアがこない京都はビジネス面で大阪より不利になることは否めまい。 リニアで東京から67分で来れる大阪と、停車駅も増え本数も減少する新幹線で2時間以上かかる京都では利便性に大きな差が出る。 関西圏における大阪一極集中が進むことが予想される。 一方の奈良は、これに応じるだろうか。 あくまで、リニアのルートは、奈良市付近ということなので、奈良県内でなければならないということはない。京都府南部なら奈良市付近という定義から大きく外れることはない。 奈良県知事は、「京都はやりとかぶとで排除」等と発言したことがある。 京都府内を1ミリも通らないのなら、ルートは大和郡山付近になってしまうが、大きく南に迂回することで、建設コストや所要時間増加になるため、今度は奈良が世間から批判されることになる。 ルートの決定はあくまで事業者だから、奈良もこのあたりなら、文句をいうべきではあるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.23 21:27:11
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