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カテゴリ:鉄道
宮崎県は、東九州新幹線構想について、従来からの基本計画の小倉・大分経由に加え、新八代から分岐し宮崎へ向かうルート、鹿児島中央-宮崎先行建設の3案を検討する。
従来の計画に沿って、小倉-鹿児島中央間を建設した場合、3兆円程度の建設がかかり、完成までに相当の期間がかかる。 その点、後者2案は、九州新幹線を活用できるため、建設距離を短くできる利点がある。 中でも、新八代ルートは博多-宮崎間では一番短絡ルートになるから、有力視していると思われる。 2024/2/13付 「宮崎新幹線」の最適ルートは? 県が3案を調査。2024年秋にも結果公表へ | タビリス (tabiris.com) まあ、博多からだけを起点にすれば、宮崎への最短ルートになるだろう。 しかし、将来、四国新幹線・豊予海峡ルートが完成した場合、関西方面から宮崎への最短ルートは日豊本線ルートになる。 また、関西ー鹿児島でも、九州新幹線ルートより、四国・東九州ルートの方が短絡ルートになる。 更に、博多ー新鳥栖間は、西九州新幹線や、大分ルートが久大線ル-トになった場合には容量不足になる恐れがある。 九大ルートは、豊予海峡ルートが完成したら、関西-博多の迂回ルートとしての役割もあるが、新八代ルートが開業した場合、宮崎-鹿児島間は建設されない。関西-鹿児島の最短ルートができないうえ、宮崎-鹿児島間のローカル移動も在来線のままということになる。 とすれば、当面、博多-宮崎では多少遠回だが、鹿児島-宮崎先行開業の方が望ましいと思う。 現在でも、博多-宮崎では、鹿児島中央から「きりしま」に乗り継ぐルートが確立している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.18 14:35:49
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