今日はばあチャルさんの日記に触発されて、
ずっと積んだままになってた
「阿修羅ガール（舞城王太郎）」を、読んだ。

相変わらずめちゃくちゃさは健在で、
今読むのは、気分的に少しきつかったけど、
なんとか最後まで読了。

いちばん印象に残ったのは、
主人公・アイコが、片思いの相手・陽冶のことを
どこがいいんだろう、なぜ好きなんだろうと
考えて、自分なりに出したこんな答え。

「でも多分きっと、人が人を好きになるときには、
相手のこことかそことかこういうところとかああいうところとか
そんな感じとかそういうふうなとことかが好きになるんじゃなくて、
相手の中の真ん中の芯の、何かその人の持ってる
核みたいなところを無条件で好きになるんだろうと思う。」

この感じはすごくわかる。人にひかれるときってそんなふうだ。
なんだか妙に気になるんだよねー。何故かはよくわからないけど。
そしていつの間にか仲良くなってるという（笑）。
これは私の策略によるものなのか。
いや、それはない。
あの人に近づくためにはここでこう言って、こうして・・・
とか、そんなことはまったく考えない。
でも多分、「好きーーーー！！」っていうのは、
態度に出てるんだろう。わかりやすいとよく言われるし。

・・・という事は苦手な人にも
逆の気持は伝わってるんだろうけど（汗）。

あと、好奇心が強いんだと思う。
人に対する好奇心。
だって人間って面白くないですか。
本も面白いけど、人の方が絶対おもしろい。

人づきあいは難しい。どうしてもうまくやっていけない人もいるし、
この人は！と思っても、大はずれの時もあるし、
私の事を苦手だと言う人もいる。
でもやっぱり近づきたい。相手を知りたい。
友達一人増えたら、世界がさらにひろがること、
知ってるから。