栃木県 開華・純米あらばしり・無濾過生原酒 第一酒造
栃木県 佐野市田島町 開華・純米あらばしり・無濾過生原酒 Kaika JunmaiArabashiri MurokaNamaGenshu 第一酒造株式会社 日本名門酒会サイト 栃木産あさひの夢(精米歩合65%) 富山県産五百万石(精米歩合65%) 日本酒度 +1 酸度 1.5~1.6 アミノ酸度 1.3~1.4 2012年12月製造 アルコール分 17 購入価格:2100円(1800ml)香りはリンゴ、桃、メロン。吟醸酒と何ら遜色無い内容。お、美味いじゃん。穏やかな甘味とフルーティーな香り。余韻の旨味もしっかりしており、飲み易さと飲み応えが両立。辛口でも甘口でもない ニュートラルな味で、意外と(?)バランス感が有る。香りの影響も有るのか、甘味を感じ易くなってはいるが、苦味感や旨味の印象が間延びを防ぎつつ厚みを持たせてる。よくある普通の「しぼりたて新酒」とかよりも、味の重みと存在感が明快(無濾過原酒だからか?)。この甘味の出方が長所にして短所かも。飲み方や温度次第かもしれないが、甘味だけが伸びがちで、余韻のサポートが追い付かない時も有る。ある意味 飲み易さ や 分かり易さを生んでる部分でもあるから、この辺は好みの話でしかないのかな?基本的には美味しいし、自分好みの味の日本酒。やや高めのアルコール度でも それを感じさせない、大人しい飲み口で綺麗な印象。綺麗だが旨味も感じられるし、香りも吟醸酒並み。これはなかなか気に入った。 ★思いつきで熱燗にしてみた★(徳利を鍋で湯煎にして5分程) 煮えたマヨネーズやピーナツバターの様なネチっこい香りになった。 味も、とろろ昆布の吸い物にグラニュー糖をかけた様な雰囲気になり、 元の瑞々しくも落ち着いた甘味が消し飛んで、ダルっダルのだらしない味に。 燗酒大失敗。やはり生原酒というだけあって、 冷や以下の温度で飲むのが一番みたいだ。ツマミは是非とも白身魚の刺身。とにかく魚。淡泊であっさりしてるが、歯応えや旨味がしっかりしたツマミに向いてる感じ。もしくは酒の甘味を活かして、塩の味を活用した珍味全般。漬け物系なら、肉でも魚でも野菜でも何でも合いそうな気がする。値段相応。相応だけど、一升瓶で2100円ならかなり良好なコスパを感じる。「あらばしり」だから、入手時期が限られるのが最大の欠点だろうが、それを含めての日本酒の魅力なんだろうなぁ。まあ「ひやおろし」との流れで「あらばしり」を楽しむべきか・・・。開華 純米あらばしり価格:1,050円(税込、送料別)楽天では松田酒店で4合瓶のみでもって売り切れ中。価格は高価くない。