メドック バロン・デ・フォンテニーユ2009
ボルドー メドック バロン・デ・フォンテニーユ2009 Baron des Fontenilles 作り手不明(ジネステ社関係?) カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は濃い紫。香りは杉、ブラックベリー、インク、プルーン、錆びた鉄?味は渋味と薄い酸味。余韻に薄い酸味と渋味を伴う薄い苦味。・・・・・そんなに美味しくないな。とりあえず香りは土地と品種におよそ忠実。味は渋味基調で、酸が薄らノッてくる。2009年で若い というのを考慮しても、味も香りも結構普通。これはこれで分かり易さは有って、飲んでて悪い気まではしない。必要な味覚要素を程々に出して、渋味に始まり渋味に終わるボルドーらしい潔い構成。まあ、良くも悪くも普通の安ボルドー。よくある香り と よくある味で、メドックらしさが有るんだか無いんだか。味構成が平坦気味で、バランス感は無くはないが、飲んでてかなり飽き易い。もう少し果実の甘味が有れば、もっと厚みと綺麗な味わいを押し出せたと思う。現状、やはり普通(900円以下レベル)の安ボルドーの延長線上の味でしかない。熟成による将来性も全く見えないし、まだ同価格のシャトー・アンドロンの方がずっと飲み応えが有る。料理は、・・・・・何だろう?レトルトのミートボールとか、中華料理の酢豚とかかな!?外部から甘味要素を補填してやらないと、薄っ平い味で終わりそうな危うさも小さくない。料理向きとは言い難いが、ガブ飲みするのも中途半端で、どうも商品としてツラい感じ。ギリギリ値段相応。1000円と言われれば それなりに納得いくけど、798円と言われても それはそれで納得。良く言って、標準的な1000円ボルドー。悪く言えば、ちょっと濃いめの渋い水。ウリは香りだけだが、その香りも特に良いものでもなく、土地と品種の標準ライン。400ml弱残しで次の日。(抜栓後約22時間経過)香りは前日と大差無し。味は渋味が緩くなって、飲み易さが いくらか増した。初日にはあまり感じられなかった甘味要素が顔を出し、平坦な起伏構成が解消に向かう。流石に余韻の渋味や苦味までは 動きが見られなかったか。でも初日に比べれば、足りなかった要素を地力で掴み取り、着実に成長を遂げていったのを実感出来る。2日目も値段相応。ただ、渋味に偏った初日よりも、2日目の方が全体のバランスと起伏を感じられて良好。初日からこの味だったら、もう少し好意的に評価出来たと思う。楽天では扱いは無いが、売ってても特に買う必要も無い。精々、送料無料6~12本セットの中の一つに過ぎないレベルの普通の安ボルドー。