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テーマ:最近観た映画。(38907)
カテゴリ:映画の感想
トム・ハンクス主演の映画「天使と悪魔」が15日(金)から世界同時公開でした。私は土曜日に観てきました。2006年5月に公開された「ダ・ヴィンチ・コード」の続編と言うふれ込みで公開されていますが、別にストーリーが繋がっている訳ではないので(たぶんですよ!?自信無い!(笑))、前作の復習をしていないと理解できないと言う事もないです。前作の「ダ・ヴィンチ・コード」の場合は、宗教用語や謎解きの部分が多く出てきたので原作本を読んでいない人には分かり辛い内容だったと思います。
その反省を踏まえてなのか?この「天使と悪魔」の場合は、一見さんお断りの看板を下ろした感じで分かりやすかったと思います。(^_^;) でも、バチカンに反旗を翻した秘密結社「イルミナティ」と言う組織が存在することや、核爆弾以上の爆破エネルギーを生み出す「反物質」と言う化学物質の存在と、ローマ教皇が崩御した場合、世界中から高貴な聖職者がバチカンに集まり、次期ローマ教皇を選ぶために「コンクラーベ」と言う教皇選挙が行われる・・・と言う3点は抑えて置いた方が分かりやすいですね。 この映画は宗教映画的な要素はもちろん強いですが、今回は宗教の陰湿な影の部分は薄まっていて観やすかったと思います。ただ、観る側が原作本を読んでいなくても分かりやすくするために纏め過ぎた感が有って・・・謎解きの部分の「謎」の部分が分かり難くてラングドン教授の独壇場で終わらせすぎでした。余りにも簡単にパパッと閃いて一人で解決していくので、私は、何をどうやって解釈して解決に導いたのか分からないまま、ラングドン教授の走る後姿をただひたすら追いかけていたのでした!(苦笑)余りにも淡々とした謎解きのため、私が宗教に興味がないと言うのもあって、セリフだけの展開が多かった前半までに2回位睡魔がやってきて一瞬だけ寝てしまいました! (私が前半でウトウトしていた部分が有ったから謎が分かり難かったのか!?) 前作の「ダ・ヴィンチ・コード」の時の「ラングドン教授」役のトム・ハンクスはイマイチな髪形だったし、キーパーソンとなる神秘的であるべき女性「ソフィ」役のオドレイ・トトゥがミスキャストだと感じたし、 狂信的な信者で殺人者「シラス」役のポール・ベタニーの余りにも痛い演技に(下手と言う意味じゃなく、ホントに身体を痛めつけるのでね、そこが痛いの・・・)引いちゃったし!フランスの警察官「ファーシュ」役のジャン・レノが普通なら有り得ない殺人容疑をラングドン教授にかけて執拗に追いかけ回すのが理不尽で滑稽にさえ思えてイライラしたし! ってことで「ダ・ヴィンチ・コード」は不満が蓄積するタイプの映画でした。 この「天使と悪魔」では、トム・ハンクスの髪形はスッキリと良くなっていて、ストーリーの冒頭から警察がラングドン教授に捜査協力を要請してきたのも納得して観れたし、相手役のイスラエル出身の女優さんアイェレット・ゾラーは存在感が有って科学者然としていて似合っていたし、ユアン・マクレガーはチョイ役の筈がないのでドンデン返しが有るぞぉ!って思っていたらきっちり有って・・・フムフムだし! 最後にちょっとしたスぺクタルも見れたし!前作よりも謎解きのプロセスを観る面白さは消えていたけど、その分単純に面白く観れたと思います。謎を深くすればどうしても難解になってしまうんでしょうかね!?次回作も有るらしいので、次は謎解きのプロセスをもっと丁寧に見せて単純に楽しませて欲しいです! (欲張り!?)
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