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10日ほど前に読んだ、緩和ケアでお借りした小冊子の中の言葉が心に残っています。
週末期には目を閉じている時間が増えるが、それは、自分や自分自身の人生を整理し、価値を見いだす作業をしているのだという内容の言葉でした。 眠ってばかりの母を見て(こんなになっちゃって)と思わずに、ある意味敬虔な思いでいられるのは、あの小冊子に出会えたおかげです。 実はこの間、母にきついことを言ったのも小冊子の言葉が頭にあったからです。 元の生活に戻れないことが諦めきれないで嘆き続けることが、母のために良くないと思いました。 「その日」が来るまでに、自分の人生を整理し、価値を見いだすためには、はっきり認めた方がいいのではと感じての発言でした。 そうは言うものの、自分に対して「何様のつもり?おもいきり嘆くことが母に必要だったかもしれないじゃないの」という思いは残っていました。 その後の様子を見ると、母はしっかり娘のきつい返事を受け入れてくれたのを感じます。 私だったら出来るだろうかと考えると、母が愛おしくてなりません。 点滴や酸素の管に繋がれて、オムツの中で便をするような尊厳のない最後はまっぴらだという意見に、昔はそうかもなんて感じいましたが、人間の尊厳はそういうものではないと母に教わりました。 そういう状態の人を尊厳を失った人と見る感性こそ、人間の尊厳がわかっていないとも思いました。 目に見える世界だけが世界じゃないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
koalaさんが頑張っていらっしゃっるのに、私がこんな事を言ってはいけないのですが・・・
辛いです。 人間はこれを乗り越えなければならないのですよね。 家に帰してあげたいですよね。 出来ない事は解っていますが・・・ koalaさんの最後の言葉、私もそうだと思いました。 尊厳・・・ ありがとうございました。 (December 11, 2008 08:26:17 AM)
昨日の日記で、ほんの短い時間でも、病院から離れて外の空気を吸えた事に、ふぅ~っと、体の緊張がほぐれた気がしました。
私の読んだ緩和ケアの本の中に、 役割の一つとして、「介護に疲れきった家族の休息の場」というのがありました。「レスパイト」というのは、重い障害を持った親を援助するサービスのひとつですが、介護者を支援するしくみが、もっともっと充実してほしいものですね。 今日の日記には、そうだなぁ、ほんとにそうだ・・・と、深くうなづきました。 親を看取るのはとても辛いことだけれども、 かけがえのない尊い経験をしているのだと私も実感しています。 (December 11, 2008 12:50:10 PM)
そうは言うものの、自分に対して「何様のつもり?おもいきり嘆くことが母に必要だったかもしれないじゃないの」という思いは残っていました。
koala sanmo iwazuniwa irare nakatta kara itta made... Ganbatte kudasai. Gatts!! (December 11, 2008 04:19:59 PM)
私は、koalaさんのように父や母と
向き合っていけるかな・・ そんな風に思いながら、読ませてもらいました。 家庭から生と死が遠ざけられてしまっていることで 学ぶ機会を失っているということが 言われておりますが、本当に 多くのことを学ぶ時間なのだと感じさせていただきました。 (December 12, 2008 05:50:26 AM) |