150846 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ミニコミ 「志」

ミニコミ 「志」

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Comments

indigo bird@ Re:地平線の彼方から(05/13) 突然のコメント失礼します。ウン十年前に…
しゅり@ Re:地平線の彼方から(05/13) 私も確か中学生の時に合唱コンクールで歌…
みほまま@ Re:地平線の彼方から(05/13) はじめまして。中学生の頃に学校の合唱コ…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
2010.04.25
XML
カテゴリ:学び合い
今年は、1年2クラス、3年2クラス、個別支援級、どのクラスも僕の授業は初めて。
最初の語りを大切にした。どのクラスも同じことをした。

1時間目
自己紹介。一人一人と名前を確認しながら握手。1年の予定。
ところで、みんなは何のために理科の勉強をしているの?
この問いには正解はありません。
そして、この問いにはゴールもありません。
ずっと探究し続けていくことに意味があるのです。
で、なんのため?
うん、難しいよね。
それで今日は2冊の本を持ってきました。赤い本と白い本。
まず赤い本「+2℃」
(詳しい紹介はここでは授業の内容省略。面白いんだけどね。)
→地球環境を守る人になるため。これが一つの例。
次に白い本「世界は1つの生命からはじまった
~サムシンググレートからの贈り物~」
これは遺伝子を解明した村上和雄さんと絵本作家祥明さんの本。
これは全文を読み聞かせ。感動的。みんなじっと聞いている。
この本を書いた村上和雄さんは、新しい発見に出逢う時、
夜も眠れない位興奮するんだって。
そして中学生のときも、もしかしたら周りのオトナ達はみんな知っていること
なのかもしれないけど、自分が知ること発見することにわくわくしたんだって。
→新しいことを知ること、発見すること、そのわくわく感を得るために。
 これが2つ目の例。
で、みんなはどうですか?何のために理科の勉強をしますか?
全員がこのプリントに自分の考えを書くのが今日の課題です。
もし、友達と話してみたかったら、席を立って話しにいっても良いですよ。
でも、この時間の終わりまでには、全員が今の自分の考えをかけるように。

2時間目
全員の考えをプリントに印刷し、みんなで読んでいく。
先生の言葉を受け止めてくれて、一生懸命考えて自分の考えを書いてくれたこと
本当にうれしい。そしてみんなの考えがすごい。感動的。
ところで、今日はもっと大きな質問をします。2つ目の質問です。
学校は何のためにあるんですか?
「???」
で、今日はこんな本を持ってきました。(教育小六法:ちなみに学陽書房:笑)
教育基本法第一条に教育の目的が書いてあります。
読むよ。第一条教育の目的「教育は人格の完成を目指す・・・」。
えっ?人格の完成の人格ってなんだ?
黒板に大きく人格の完成と書く。
「人間関係づくり」「コミュニケーション」「人と上手くやっていくこと」
ああ、そうだね。先生も全く同じこと考えていた。
今、学校で人格の完成を目指してやっていることってどんなこと?
「体育祭」「合唱コンクール」
うん、そうだね。そこでクラスの団結を目指して、いろんなことを学ぶよね。
だったら、1年中行事ばっかりやっていた方が良いんじゃないの?
「駄目な気がする」「基礎知識も身につけないと・・・」
なるほど。
じゃ例えば、オームの法則の勉強をしながら、人格の完成を目指せたらすごいと思わない?
「???」
それが出来る方法があるんです。『学び合い』って言います。
先生が発見した訳じゃなくって、いま全国でたくさんの先生がその考え方で授業をやって
成果を上げています。
卒業した高1の先輩達も試しに何度もやっていたんだけど、先生の覚悟がたりなくって
中途半端でした。でも先輩達は『学び合い』が大好きでした。

先生の覚悟というのは、バンジージャンプを飛ぶくらいの
思いっきりの覚悟で、それは2つあります。
教えないってこと。いやいやオームの法則は教えない。
だって、よせば良いのに塾に行って勉強して、しかもよせば良いのに理科の授業までとって
学校の授業でやる前にオームの法則のこと知っている人がこの中にはたくさんいるんです。
その人たちが,さも初めて聞いたような顔をしてつきあってくれているのは、
あまりにももったいない。なのでその人たちに活躍してもらいたいのです。
さらにみんなには、こんな素晴らしい教科書と資料集があるのです。
そうするとみんなは、先生ずる一いって思うでしょ。
給料泥棒って。教えるために先生なのに。
そう先生は、オームの法則を教えないけれど、もっと大事なこと、みんなには出来ないこと、
それは、クラスのみんなが上手に関わっていくことそのことを教えます。
つまり、先生は人格の完成に向けて力を発揮しようと思います。

もう一つのバンジージャンプは、一人も見捨てないということです。
今、一人も見捨てないと言い切り、やり続けていくことです。
絶対に一人も見捨てない。そういうクラスをつくってほしい。そのことを常に言い続けます。
それが先生の覚悟です。

じゃ、どうやって『学び合い』をするのか、試しにやってみます。
水の飲み方、ミルクの飲み方をやってみせます。
じゃこれは?
おお、これだけで分かってしまう人がいるんですね。
じゃ全員立ってください。
もう一度やります。分かった人は座るんだけど、
一人だけ座ってしまうのはいかがなもんですか?
分かっている人は、みんなにどうしてか教えて上げてください。
分からない人は、分かっている人に聞きにいってください。
そして3分以内に全員が座るのが目標。
答えだけ教えてもらうのは駄目です。違う問題も答えられるように、
どうしてそうなのかを理解しないとね。
じゃ、いきます。じゃこれは?
さ、どうぞ。

どのクラスも1分くらいで全員が座り、全員が正解しました。すごい!
では、今のは練習です。『学び合い』の初めての課題は、
1年生は「生物の特徴3つ」
3年生は「理科でいう運動とは何?」
を10分で『学び合い』、自分なりの答えをプリントに書きます。


こんな『学び合い』のスタートです。
『学び合い』の様子は、学校のHPに載っていますので見てください。
トップページを下にずっとスクロールして、
4月2日は職員研修で『学び合い』の実践を
4月13日は、1年理科の授業で初めての『学び合い』
4月21日は、3年理科での『学び合い』のシーンが
写真で載っています。
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/jhs/yokodai1/index.html





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.04.25 12:10:50
コメント(0) | コメントを書く
[学び合い] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.