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テーマ:夢を叶える人になる(1219)
カテゴリ:***** 伝記 *****
まだナスカの地上絵が無名だった頃、地上絵を研究するひとりの女性がいました。
その名は、マリア・ライヒェ。 ひとり砂漠をさまよい、次々と地上絵を発見する彼女。 住む場所もなく、砂漠で寝泊りし、口に入るものは何でも食べました。 2週間に一度、彼女が町を訪れるのは、生きるための水を得るため。 薄汚れた彼女は「魔女」と呼ばれ、町の子供たちに石を投げられました。 やがてその甲斐があって、地上絵は世界に知られるようになりました。 しかし、本当の彼女の苦難は、その時から始まりました。 観光客が押しかけ、地上絵は踏み荒らされました。 地上絵は、UFOの着陸場。 愚にもつかない説を信じた人々は、地上絵を消そうとまでしました。 人の往来の急増で、ハイウェイが地上絵を分担しました。 送電線の工事によって、地上絵は喪失の危機を迎えました。 彼女は著書の売り上げも、年金も、すべてを地上絵の保護に費やしました。 彼女の献身がなければ、ナスカの地上絵は消え去っていたことでしょう。 1998年、マリア・ライヒェは、その人生を終えました。 そして、地上絵は、今もわたしたちの前にあります。 愛すべき対象に、その願いが届いた時、 破滅さえ招く願いに、後悔を知ることになるかもしれません。 何かを強く願う時、あなたには、 その願いに、すべてをかける決意があるでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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