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カテゴリ:考古学
月の輪古墳は320mもの山上に築かれた直径60mもの大型円墳。五世紀前築造。53年に住民たちが実行委員会をつくり、延べ一万人が参加して発掘したことでゆうめい。資料館のカギを開けてくれたおばさんも中学生のころ、参加したらしい。なんと今は近くまで林道が通っていて、簡単に登れるが、当時はのぼるには一時間はかかっただろう。葺石が古墳にはびっしり拭き詰められていたらしい。おもったより大きな石で古代一人一個が限度。それを手で確かめるだけで当時築造にどれだけの労働が必要たったか推測できる。発掘した中学生は実感したことだろう。 写真は山上より吉井川を望む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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どんな人が葬られているんでしょうか?月の輪の名前の由来は?
(2007年03月03日 19時14分28秒)
薔薇豪城さん
> どんな人が葬られているんでしょうか?月の輪の名前の由来は? ----- 詳しくはあと数回別記事にする予定です。 埋葬主体は明らかに当時この地域を支配していた王です。 近藤義郎著「月の輪古墳」(吉備考古ライブラリー)によると、ちょうどこの地域は森鴎外の「高瀬舟」で有名な吉井川と吉野川が繋がる所であり、古代交通の要所です。海運の権利を一手に引き受けていたのではないか、同時に当時見まさか豪族の中心に何らかの影響でなっていたのではないか、というのか氏の意見です。 名前の由来は‥‥‥わかりません。名前の由来なんて大体がいい加減なものです。例えば、全国に無数にある茶臼山古墳という名前は山の形が臼の形をしているからです。でも、月の輪というのはなかなかロマンチックな人がつけたのかもしれません。 (2007年03月03日 23時26分44秒) |
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