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カテゴリ:PC『星空のメモリア』
『星空のメモリア』感想 第十八回 “蒼 衣鈴”編
また説明書に載っていない新キャラが出てきたぞ。 どうなってんの、このゲーム。 ※以下、ネタバレ注意 前回のあらすじ。 衣鈴と付き合うことになって翌日には早くも砂浜で押し倒しちまう洋くんマジ鬼畜。
【10月16日】 いつものように、三人で登校。 「蒼ちゃんの首にキスマークがついてるよっ」 「!!??」 あ~……昨日、洋に執拗に吸い付かれてましたからね。 衣鈴、キスマークを気にして部活を欠席。 これは一方的に洋が悪い。
夜、衣鈴と鈴葉ちゃんと千波を連れて天体観測。 洋は約束通りに、衣鈴の壊れた望遠鏡を直そうとするが、衣鈴も修理しようとして店に持っていったことがあるらしい。 「寿命だから、修理は難しいだろうって……」 なんだ、敢えて壊れたままにしていたわけではないのか。 それでも、何とか直したいから望遠鏡を貸してくれ、と言う洋。 「……やっぱり、ダメです」 「で、でも……先輩を信頼してないわけじゃないです……」 微妙にフォローが入る辺り嬉しいけど、もう新しい望遠鏡買ったらいいんでないの? 今となっては南天の星空に拘る必要もないんだから。
屋上に着くと、久し振りにメアが登場。 メアは、洋と衣鈴が恋仲になったことに気付く。 「お別れ……してもいいのかなって」 「約束、果たしたみたいだから」 約束とは「洋の悪夢を刈ること」。 前回もそうだったが、洋が誰かに恋をすれば悪夢は無くなるのか…。 衣鈴の態度は少し軟化し、壊れた望遠鏡を千波に渡すが、傷が付かないか気が気じゃない様子だ。 そんな衣鈴の様子に、洋は不安を覚えている。 衣鈴が固執するあの望遠鏡は、決して雲雀ヶ崎の星空を映さない。 あの望遠鏡がある限り、衣鈴が雲雀ヶ崎の星空を好きになることはないんじゃないか、と。 「―――それが、あなたの悪夢なのね」 メアは、衣鈴を睨み付けている。 洋が悪夢を克服したのに、何故あなたはいつまでもしがみ付いているのか。 「あなたの悪夢は約束にないけど……バカバカなあなたに免じて、大サービスでやってあげる」 振り下ろされた鎌は、衣鈴の胸を貫く。 同時に、千波が抱えていた望遠鏡がバラバラに砕け散った。 衣鈴は事態を把握し、怒り狂う。 「暗闇だから意味があったのに……!」 「なのに壊したっ……千波さんが壊した……!」 「私の思い出を壊した……!」 千波は呆然として、反論しない。 そのまま屋上を出て行く衣鈴。 ……。 もっと早く、メアに頼めばよかった。 あんなものがあるから、南天の星空なんて見えもしないものが見えた気になって心を病む。 本当の意味で暗闇しか映さないなら、あんな望遠鏡、さっさとぶち壊してしまえば良かったんだ。
【10月17日】 衣鈴は千波を許していない。 そして洋は、千波を許さない衣鈴を許さないつもりだ。 「俺は衣鈴に頼まれても、千波を遠ざけるようなことはしないからな」 衣鈴には洋の意図がわからず、純粋に悲しそうだ。 傍から見れば、こんなに簡単な話なのに。 洋は衣鈴に、家族になって欲しいんだろ。
放課後、衣鈴がデートの誘いに来る。 「よかったら、これから……で、で、で、デートとか……」 しかし、衣鈴が千波から逃げて来たことを看破した洋は、その誘いを無碍に断る。 傷付いて、泣きながら去っていく衣鈴。 ……。 南天の星空から衣鈴を奪い返す為には、千波の協力が不可欠。 もうね、一々ホームシックになられてイライラするのは洋も俺も御免なんだよ。 だから今は耐えろ、耐えるんだ…。
洋と千波は、部屋に篭って何かしている。 衣鈴から、やけに饒舌な夕食のお誘いメールが来るが、洋はやっぱり無碍に断る。 ……さすがに可哀相になってきたんだけど。
【10月18日】 朝、悲壮な様子の衣鈴に出会う。 夕べは用事があった、と洋に聞かされて安堵する衣鈴の笑顔が痛ぇ。 「そろそろ学校……行きませんか?」 「もうすぐ千波が来ると思うから」 「…………」 衣鈴は気落ちして、先に行ってしまった。 まだか、まだ終わらないのか…。
放課後、衣鈴が校門前で待っていた。 また拒絶されるのではないかとビクビクしている…。 一緒に下校して、家の前まで来るとあっさりお別れ……しようとする洋を必死で引き止める衣鈴。 「な、なにしてもっ……いいですから……!」 「エッチなこと、しても……いいですから……」 そこまで言われても、洋は拒絶する。 洋に嫌われたと思い込み、部屋に逃げ帰る衣鈴。 最近、衣鈴の泣き顔しか見ていない。
……あれ。 そもそも、なんで衣鈴はこんな目に遭ってるんだっけ。 衣鈴は望遠鏡を壊された被害者だよね? 洋の奴、ちょっとやり過ぎじゃないの?
自室で泣き臥せっている衣鈴。 衣鈴は、望遠鏡の壊れ方は明らかにおかしく、千波が壊したのではないと理解していた。 でも、友達付き合いを拒絶してきた衣鈴には、仲直りの仕方がわからない。 「できないよう……わからないんだよう……」 「教えてよう……誰かあ……」 いや、被害者である衣鈴が謝る必要なんかないって。 事実は別として、望遠鏡は千波に貸している間に壊れたんだから、あれは千波の過失。 黙っていれば必ず、千波の方から謝ってくるはず。
【10月19日】 小動物のように怯えてしまい、ビクビクと洋の顔色を窺う衣鈴。 洋と千波はそんな衣鈴を無視し、部屋で何かの作業に没頭している…。 衣鈴の笑顔も泣き顔も全てが痛々しい。 なんで俺はこんな責め苦を受けているのだろうか。
【10月20日】 作業中に眠ってしまった洋の近くで、何者かが独白している…? 「起こすことは、しません……」 「私は……見守るものですから……」 「それが……あの人との約束だから……」 ……あなたは誰ですか?
やがて洋は目を覚ます。 千波をベットに押し込み、作業を再開しようとした洋は、部屋の中に謎の少女を目にして驚く。 「いつも千波さんを助けていただき、ありがとうございます……」 「まだ寝ていても、いいんですよ……」 「少しでも休んだほうが、作業もはかどると思いますから……」 少女は大きな鎌を持ち、長い黒髪を左右で纏めている……。 また説明書に載っていないキャラが出てきやがった。 半分寝た状態で、ベットから這い出そうとする千波を。 「やっ……」 少女は鎌で小突いて気絶させた。 なにすんだテメー。 「キミ、誰だ……?」 「死神か……?」 「キミが言う死神というのは、娘星の子のことですね……」 娘星って何ぞ? 洋は、謎の少女の名前を問う。 「レン、です……」 「ちなみに偽名です……」 偽名と言い張って憚りもしないのはメアと同じだ。 その後も、意味不明な発言が続く。 「名前は……ふるさとに置いてきましたから……」 メアには弟がいるが、覚えていない。 記憶は曖昧で、ふるさとのこともよく覚えていない。 だから、拠り所が要る。 「わたしたちは、『約束』を求めるんです……」 レンの目的は、千波を守ること。 それが“あの人”との約束だと言う。 レンの発言は、総じて要領を得ない。 「納得できないなら、守護霊とでも思ってください……」 いきなり解り易くなったな。 なるほど、千波の守護霊のレンちゃんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.11 04:24:06
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