1528771 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

極刑空間

極刑空間

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

亀愛好家

亀愛好家

Calendar

Freepage List

Comments

王島将春@ Re:疼き。(11/25) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
LF(仮)@ 内容に関係のないコメントで申し訳ないです 昨年、装甲悪鬼村正をキッカケに亀愛好家…
総統万歳@ Re:氷の七煌宝樹。(05/02) 「蒼」でこの娘の武器形態が見れますが一…
エロゲ中級者@ Re:『装甲悪鬼村正』。和を以って尊しとす。(11/28) 先日、装甲悪鬼村正、同邪念編、贖罪編を…
通りすがり@ Re:伝わらないか…(11/26) 奈良ちゃんさん >何もわかってないな~、…

Favorite Blog

気ままな川 春水2694さん
Now Type★ 【うどん… 優曇華(21)さん
玩具やプラモのガラ… 江虎さん
ふらんにお任せ ふらん(21)さん
低予算アーカイブ 八閑さん

Free Space

ご意見、ご感想、文句、罵倒などありましたらお気軽にどうぞ…。

web拍手を送る


ひまわり-Pebble in the Sky- Portable

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

カテゴリ未分類

(555)

雑談

(208)

雑談『ゲーム』

(142)

その他『CLANNAD』

(34)

PS2『アルトネリコ』

(21)

Wii『チョコボの不思議なダンジョン』

(10)

DC『Piaキャロットへようこそ!!3』

(15)

PSP『探偵オペラ ミルキィホームズ』

(9)

PC『車輪の国 向日葵の少女』

(3)

PC『ひまわり』

(24)

その他『ひまわり』

(59)

PC『G線上の魔王』

(14)

PC『彼女たちの流儀』

(13)

PC『リトルバスターズ!EX』

(28)

その他『リトルバスターズ!』

(15)

PC『Kanoso↑』

(4)

PC『てとてトライオン!』

(14)

PC『君が望む永遠』

(27)

PC『ef - a fairy tale of the two.』

(16)

PC『メアメアメア』

(8)

PC『あやかしびと』

(19)

PC『天空のユミナ』

(17)

その他『天空のユミナ』

(9)

PC『遥かに仰ぎ、麗しの』

(20)

PC『Narcissu』

(4)

PC『スマガ』

(30)

PC『サバト鍋』

(9)

PC『遊撃警艦パトベセル』

(9)

PC『鬼畜王ランス』

(13)

PC『スマガスペシャル』

(12)

PC『ゴア・スクリーミング・ショウ』

(26)

PC『GUN-KATANA』

(8)

PC『EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~』

(9)

PC『蟲使い』

(3)

PC『プリンセスうぃっちぃず excellent』

(23)

PC『ティンクル☆くるせいだーす』

(27)

PC『装甲悪鬼村正』

(18)

その他『装甲悪鬼村正』

(6)

PC『腐り姫』

(11)

PC『CARNIVAL』

(9)

PC『MinDeaD BlooD』

(15)

PC『星空のメモリア』

(55)

PC『精霊天翔』

(12)

PC『天空のユミナFD』

(1)

PC『Trample on Schatten!!』

(11)

PC『Steins;Gate』

(9)

PC『11eyes RF』

(3)

PC『素晴らしき日々』

(5)

PC『クドわふたー』

(4)

PC『黄雷のガクトゥーン』

(5)

PC『シンフォニック=レイン』

(1)

Recent Posts

2010.02.12
XML

『星空のメモリア』感想 第十九回

“蒼 衣鈴”編 

 

衣鈴ルート、クリアー。

主題は“郷愁”。 

衣鈴は一貫して消極的かつ内向的で、見ていてイライラする場面が無かったわけではないが、彼女も結局は洋達と同じものを必死に求めていたようだ。

衣鈴の捻くれた性格の形成には、両親共働きで殆ど家にいない状況が大きく影響しているように思える。

その「両親の不在」という要素も含めて、小河坂兄妹と蒼姉妹の状況は相似しており、互いに違った形で他者との繋がりを求める描写に説得力を与えている。

そういうわけで、シナリオ内では千波のパワーばかりが目立つにも関わらず、俺には二人が同類に見えたのである。

なお、衣鈴は「本来の意味でのツンデレ」だった。 

その破壊力は凄まじく、これは衣鈴可愛いよもおおお!!ってなるよ。

 

次の攻略予定は“姫榊こもも”。

二者連続でツンデレとは何たるご褒美だ。


※以下、ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ。

衣鈴の心は、今でもふるさとに残されている。 




【10月20日】

死神少女・レンとの奇妙な対話は続く。 

レンは千波の赤点を回避させたことがあるらしい。

「深夜の教務室にこっそりと忍び込んで答案をちょちょいっと……」

ただの不正じゃねーか。 

全然神秘的じゃないぞ。 

「……それ、見守るっていうか千波をダメにするだろ」 

「ダメ人間……クスクス……」 

「私……ダメ人間フェチなんです……」

ダメ人間フェチとか臆面もなく言えちゃうキミ自身も相当なダメ人間だと思いますよ。

それにしても、説明書にも載ってない分際でキャラが濃すぎる。 

レンは、千波だけでなく、洋と衣鈴のダメダメな恋も応援するという。 

一瞬、星明かりが翳ったかと思うと、レンの姿は消えていた。 

……。 

レンはメアの同類だろうけど、メアが知らないことを色々と知っているようだ。

レンの言葉を借りるなら、メアはさしずめ洋の守護霊か。

 

一方、自室で泣き暮らす衣鈴。 

「先輩……えぐっ」 

「私も……一緒がいい……」

「みんなと一緒にいたいよう……」 

うっかり幼児退行するくらいに懐いてる。 

むしろ衣鈴を完全に丸くする為の調教の一環として、今までの総スカンがあったような気さえしてくるな。

そこに、洋からのメール。 

『これから、みんなで星見をしないか?』 

反射的に喜色を見せる衣鈴だが、これ以上傷付く可能性を恐れて二の足を踏む。 

その背中を、鈴葉ちゃんが押した。 

「いこう、お姉ちゃん」 

「みんなで雲雀ヶ崎の星空を見上げよう」 

「お姉ちゃんに、新しい思い出、作って欲しいから」 

鈴葉ちゃんは、自分の身体が弱いせいで、日本への引っ越しを余儀なくされたことを知っていた。 

涙を拭い、衣鈴の手を引く鈴葉ちゃん。 

衣鈴が彼女に注ぎ続けた愛情が、一番大事な場面で返って来たように思える。 

 

屋上では、洋と千波が待っていた。

千波は、ツギハギだらけの望遠鏡を抱えている。 

「蒼ちゃんが千波に貸してくれた望遠鏡、返すね」 

「ちょっと形が変わっちゃったかもしれないけど……」 

望遠鏡が砕け散った日、千波が提案したのは粉々に砕けた望遠鏡の修繕作業。 

いくらなんでもそりゃ無理だろ……と、そんなことは千波もわかっていたから、敢えて衣鈴には教えなかった。 

「先に蒼ちゃんに教えちゃって、もしできなかったら……蒼ちゃんを落胆させるだけだから」 

「もう、傷つけたくないから」 

衣鈴は泣き叫ぶ。 

傷付けたのは私の方なのに、と。 

「千波は、やりたかったからやっただけなんだよ」 

「だってね、千波は蒼ちゃんのことが好きだから」

……。 

「蒼ちゃんは、千波の友達だから」 

「それだけじゃない」 

「蒼ちゃんは……お兄ちゃんの、恋人だから……」

夕焼けに染まる屋上で、抱き合う二人。

「私も、千波さんのこと、好き……」

「千波さんと、友達でいたい……」

……ついに言わせたか。 

千波、凄いな。 

「お兄ちゃんと、恋人になってくれてありがとう」 

「だって、ふたりのおかげで、千波たちは友達だけじゃない……」 

「家族にだって、なれるんだから……」

仲直り、完了。 

なるほど、衣鈴が新しい家族を得るまでの物語だったのか。

やっぱり千波と衣鈴は似ていた。 

家族が恋しい者同士で、その表出の仕方が正反対だっただけだ。 

 

洋の部屋に上げてもらい、くつろぐ衣鈴。 

「つぎはぎの望遠鏡は……あのままでいいと思います」

「雲雀ヶ崎の星空が見えたから、充分です」

はぁ……ようやく落ち着いたか。 

明日歩の時も思ったが、なかなか一筋縄ではいかないゲームだね、コレは。 

当然の成り行きでベタベタし出す二人。 

「き、嫌いですぅ……」 

「上等だ」

「し、死んだらいいと思いますぅ……」

うん、これでこそ衣鈴。

ニコニコしている衣鈴は可愛いけど、やっぱりトゲトゲしてる衣鈴も捨て難い。

「先輩は……どうしようもない人です……」

「そんな先輩の恋人になった私は……とっても不幸です……」

俺も洋はとんでもない変態だと思うよ。 

そんな感じで、一回目よりもずっと楽しいエロだった。 

 

衣鈴は洋の腕に抱きつきながら、屋上のカギを学校に返すつもりだと話す。

このカギは、きっとそのために自分の手に渡ったのだと。

「私自身も、決別するために」

「悪夢に捕らわれるんじゃない」 

「私の道しるべとなる夢として」

「そうなるように、天クルに出ようって思うんです」

「屋上の常時解放を目指そうって思うんです」 

「雲雀ヶ崎の星空を見上げようって思うんです――――」

衣鈴は満面の笑顔を見せる。

これを見るためだったら、俺の数時間など代価として安過ぎるくらいだ。 

 

流れるエンディング。 

演出はオーソドックスだけど、曲はしっとりしつつ活力も有って良い。 

 

エピローグ。 

一年後の冬休み、洋は衣鈴と共に、オーストラリアに来ていた。 

エアーズロックからオーロラが彩る星空を眺める二人。 

「せっかくだから愛を叫んでみるか?」 

「……死んだらいいと思います」

こういうやり取りは相変わらずか。 

天体写真でも撮るか、という洋に、衣鈴は望遠鏡で眺めるだけで充分だと言う。 

そうするだけで絶対に忘れず、次期部長として、後輩たちに語って聞かせることが出来ると。 

「南天の星空と、雲雀ヶ崎の星空、両方とも」

「だって私は、大好きな星空の下に、立っている……」 

「これからも、先輩と一緒に」 

「大好きな人と一緒に、大好きな星空を、これからも見上げることができるんですから」

「だから私は、先輩のことが、大好きです……」

 

- Wish up on a shooting star -

FIN.

 

わー、ぱちぱち。

うん、今回はわかりやすかった。

 

故郷の南天の星空と、異郷の雲雀ヶ崎の星空の対比。 

その異郷が、小河坂家との関わりの中で、第二の故郷となっていく過程。

衣鈴が求めていたのは故郷の星空そのものではなく、故郷に付随する暖かな人間関係だったわけだな。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.02.12 04:24:04
コメント(0) | コメントを書く
[PC『星空のメモリア』] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.