『ディファイアンス』のレビュー書いている時に、次はこれを観ようと思っていました。
新生007 3部作の第2部?と言った感じの映画です。
主演は同じくダニエル・グレイグ。
『カジノ・ロワイヤル』でヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトの身柄を確保したジェームス・ボンドはイタリア・シエナのMI-6支部に連行する。しかし「組織」に関して尋問が開始されたとき、Mの警護をしていたミッチェルがMをはじめとするMI-6支局員に発砲、撃ち合いになる。ボンドはミッチェルを追った末、射殺する。
ミッチェルの所持品から手がかりをつかんだMI-6はボンドをハイチに向かわせる。そこでボンドは謎の女・カミーユと出会う。彼女を追跡したボンドは環境慈善団体「グリーン・プラネット」のCEO、ドミニク・グリーンとボリビアのメラーノ将軍が会っているのを見る。
そのままクリーンを追跡したボンドはオーストリア・ブレゲンツのオペラ会場で行われた「組織」の会合に紛れ込み、参加者の顔写真を撮影することに成功するが、ここで英国の特命大使の護衛を殺してしまう。
ボンドはボリビアに向かおうとするが、ボンドが復讐心で行動することを危惧したMはボンドが行動できないように図る。しかし、引退した元英国諜報員マティスの助けでボリビアに向かう。
ここでカミーユと再会したボンドは、彼女とともにメラーノ将軍のクーデター計画の裏で進むグリーンの計画を調べ始める。
ちょっとレトロ調?なオープニングの直後から派手なカーチェイスです。
相変わらずアクションは迫力があります。
あと、オペラ『トスカ』とか、大掛かりです。
ダニエル・クレイグのジェームス・ボンド。
敵味方を問わず関わった人が次々と死ぬことに対して表には出さないけど悩んでいるというか、苦悩しているというか、そんな雰囲気がストーリーに深みを持たせています。
ラストでヴェスパーの仇をとるチャンスを与えられますが…
ヒロインのカミーユ。
家族を殺された復讐に燃える女です。
007のヒロインにしては珍しく…まぁ、続編でということでしょうか。
背中も気になったし。
ドミニク・グリーンも怪しいです。
彼が確保しようとするボリビアの天然資源とは…なるほど、そうきたか。
クーデターの政権確保をエサに近づき、最後は脅迫と、えげつなさが悪人です。
マチュー・アルマリックの雰囲気が良かったです。
自分的には
主演→『ディファイアンス』と同じダニエル・クレイグ
後半の舞台→『チェ 39歳別れの手紙』のボリビア
CIA南米局長→『ワールド・オブ・ライズ』の上司にそっくり
と、最近観た映画といろいろつながる部分があったのが興味深かったです。
エンドロールの最後に「James Bond will Return」ということで、やっぱり続編がありますね。