カテゴリ:本の話(日本の作家・あ行)
図書館で数ヶ月待った本の、順番がまわってきました。
読み始めたのですが… 面白いっ! 時代は昭和39年。 オリンピックの開催を前にした、東京の町が舞台です。 国土は焦土と化し、自尊心さえ壊滅的にされた敗戦から、ふたたび先進国の仲間入りをするのだという、国中の勢い、高揚感に満ちた時代背景と、不穏な影… ほんの数ページで虜になってしまいました。 しかし、ね。 文字が多いんですよ、この本。 ページが多くて分厚いばかりではなく、小さなフォントが各ページ、上下2段組です。 私は考えました。 返却期限までに読み終えることは、できるでしょう。 だけどこれ、家族にも勧めたい。 手元において、じっくり楽しみたくもある。 買いたい! でも、単行本です。 人気の作品なので、遠からず文庫化もされるでしょう。 収納の点、お値段の点、どちらからも、文庫本のほうがありがたいのですが。 買うのはそれからにする? だけど、このボリュームです。 文庫になっても、分冊で、分厚くなるだろう。お値段だって、その場合どのくらい違うでしょう? 迷って、やっぱり買ってしまいました! オリンピックの身代金 著者の新境地にして最高傑作! 激動の「昭和」を描いたサスペンス大作。昭和39年夏、オリンピック開催に沸きかえる東京で警察を狙った爆発事件が発生した。しかし、そのことが国民に伝わることはなかった。これは一人の若者が国に挑んだ反逆の狼煙だった。著者渾身のサスペンス大作!(楽天BOOKS) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.22 00:01:25
コメント(0) | コメントを書く
[本の話(日本の作家・あ行)] カテゴリの最新記事
|
|