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テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:タイ料理
この前のバンコク滞在中、サイアム・パラゴンで
バンコク周辺の美味しい店を集めたイベントをやっているのに遭遇。 こういうイベントって嬉しいですよね。一か所で評判の色んな料理が食べられますもん。 いちいちバスを乗り継いで行かなくても!(笑) イベントの様子は、同じく行かれたkunnelさんの日記が分かりやすいです。 で、一とおり回ってみて興味を持った一品は… アユタヤ名物のローティー・サーイマイ 煮詰めて飴状になった砂糖を糸状に伸ばして、小麦粉+椰子油でコーティング。 それを塩+砂糖を加えた小麦粉のクレープ状生地で包んだスイーツです。 今まで知らなかったんですが、最近よく見聞きしたもので気になっていたんです。 ここで出会えるとは願ってもないこと。この機会に試してみよう~。 店の前に行くと店主らしきおじさんが、おもむろにローティー・サーイマイを 差し出して「味見してみてよ! 良かったら買ってね。35バーツだ。」と。 へ? そんな気前よくタダで味見させてくれるんですか? 喜んで受け取った私は、早速初めてのローティー・サーイマイを口へと。 こりゃぁ美味しい! 糸のように細い砂糖はフワフワで、クレープに包まれているからか 優しい甘さになっています。ほのかにココナッツの味も。 もう1コ欲しいっ! おじさんのところに戻り、今度はお金払うからもう1コ下さい、というと、 「35バーツね」 と大きな袋をポンッと渡すじゃないですか。 えっ、35バーツって1コの値段かと思ってました(汗) 「もう1コオマケだ!」 と、また味見用のローティー・サーイマイを渡してくれました。 なんだか物凄くお得感いっぱいで、嬉しくなっちゃいましたよ(笑) コレがローティー・サーイマイと、袋に入ったローティー・サーイマイのセット。 袋には「1969年創業」と。 帰ってからネットで調べてみたところ、 なんと、このお店がローティー・サーイマイの元祖と判明!! 11歳からアユタヤの街道沿いでローティー売りを始めたバンピアこと サレム・セーンアルンさんは、色んな試行錯誤の末、砂糖をセンミー(ビーフンの細麺) の製法を応用して伸ばしてお菓子にしてみることを思いつきます。 試作に3年を費やし完成。それだけでは甘過ぎるので ローティーに包んで売り出したところ評判に! ここからがバンピアさんの偉いところ。 評判になると、作り方の教えを請うて来る人が現れたのですが、 バンピアさんはそんな誰にでも親切に教えたんだそうです。 住み込みの弟子まで取ったほど。 一人占めにするのではなく、みんなで収入を増やしたかったようです。 そんなワケで、今ではアユタヤの街道沿いに ローティー・サーイマイの屋台が連なることとなったのでした。 というか、私自身はその光景を見たことがないんですが、 行ったことのある方、間違いないですよね?(汗) パラゴンの店舗に立っていたあのおじさんが、バンピアさん本人なのでしょうか? 少なくとも、バンピアさんが作った「元祖」のお店だったようです。 嬉しい出会いでした! と、ここまでのウンチクは、新聞『クルンテープ・トゥラキット』2009年11月22日の 記事を参考にさせていただきました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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