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タイとタイ語に魅せられて

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2017/05/22
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テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:タイ旅行記
カオプーン洞窟にいよいよ入ります!



入口の階段を下りていきましょう。
時刻は、12:23。

洞窟に入ると、いきなり広間があり、



涅槃仏が。
静かに参拝している人が何人もいます。

そして既にもうここから鍾乳石が姿を見せていますね。

ここのタイ語名称タム・カオプーン(ถ้ำเขาปูน)を直訳すれば、
カオプーン洞窟」になり、日本語の観光案内にもそう表記されていますが、
これが日本だったら「カオプーン鍾乳洞」って呼ぶんじゃないかと。

まあ、細かいことはいいんですけど。

カオプーン洞窟には9つの広間があるんだとか。
で、この広間は「涅槃仏の間」(ห้องพระพุทธไสยาสน์)。

タイでは生まれた曜日ごとに仏像のかたちが決まっていて、
ラマ5世の誕生曜日の火曜日は、涅槃仏。

それもあってラマ5世は、1870年にワット・タムカオプーン
ここカオプーン洞窟に行幸されたようです。



一角にラマ5世の像と肖像画が飾ってありました。


先へ進んでいきましょう。



おぉ、予想以上に川口探検隊感があってワクワクしてきました。
身体を横向きにしたりかがんだりしないと通れない箇所があるんですよ。

立派な石柱や、天井からぶら下がった仙人の髭のような
木の根の太い束などを見ながらなおも進んでいくと、



一段と大きな広間に出ました。
鍾乳石が見事ですね~。



一角には仏像も。



実はこの洞窟は太平洋戦争中、日本軍の倉庫として使われていたと
数多くの日本語ソースでは解説されています。
ただ出典元の一次資料が見つからなくて、何の倉庫だったのか不明なんですよね。

さらにタイ語ソースではどれも日本軍が病院として使っていた
日本語ソースと異なる解説をしている点も興味深いです。

あるタイ語ソースではこの狭い階段を上った先の広間が病院として
使われていたとしているんですが、こんな暗い場所を病院にするかな?
というのが正直な感想です(今は電灯が付いていますが)。

チョンカイのキャンプには日本軍宿舎と捕虜収容所のほかに
病院もあったんですよ。だから近い場所にあえてさらに病院を
設けるってのも不自然ですし。

個人的には、日本軍が何らかの倉庫として使っていた説のほうが
説得力があるように思えますね。


そんないわくのある広間の横を階段で上って行くと、



出口だ!

金属の階段を登り切り地上に戻ってきました。
時刻は、12:40。

17分間の地底探検でした。

出口は入口と離れた場所のようです。
道なりに進んでいこうとすると、すぐの左手に



日本軍の捕虜収容施設を連想させる建物が。

看板に「第二次世界大戦博物館」と。
あー、やっぱり。



長い建物内には、泰緬鉄道関連の写真が展示されていました。



この写真には、
ラーチャブリー県のバーンポーン駅に列車で連行されてきた戦争捕虜
との説明があります。

帽子のかたちからして昭南島(シンガポール)から連れて来られた
オーストラリア軍の兵士達のようですね。

蒸気機関車のプレートをよく見ると、C56 23 と。
あ、この車輌見たことがあるぞ!

クウェー・ヤイ橋駅クウェー川鉄橋駅)前にC56 23号機が静態保存されているんです。



ほぉ、泰緬鉄道建設にはゾウも使われてたんですか。
主な仕事はジャングルから木材を引っ張ってくることだった
と解説にあります。

そんな写真を一枚一枚見ているうちに出口に到着。



そこからこんな緩やかな下りの小路を進んでいくと、
ようやく洞窟入場受付がある広場に戻ってきました。

喉が渇いたので屋台でナム・マナオ(ライムジュース)を買ってから、
再び自転車に跨り、境内のさらに奥へと走って行くと、



見晴らしの良さそうなポイントが。



クウェー・ノーイ川が目の前で大きく蛇行している雄大な景色が広がっていました。
右手が上流ですね。

ん? ということは…と視線を下げると、やはりあった!

見にくいですが左下の小屋の右手に元の泰緬鉄道
現在の国鉄西線ナムトック線)の線路が左右に走っているのが
少し見えているのがわかりますか?

ここから左を向くと、



こっちのほうが中央から右下へ真っ直ぐ線路が伸びているのが
はっきりとわかりますね。
隠れていますが、この左手があのチョンカイの切り通しになります。

さーて、昼を回っていることだし、
カンチャナブリー市街に戻ってランチとしますか!


<旅費交通費>
歩き&貸自転車を漕いだだけなので:0バーツ
ここまでの合計:220バーツ

<参考>
『カオプーン洞窟』タイ国政府観光庁
『タイにおける曜日毎の色と仏像』外務省
สำนักพุทธศาสนาจังหวัดกาญจนบุรี "วัดถ้ำเขาปูน"

※旅は2016年5月27日(金)に行いました。

つづく

※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ
『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。

そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。
旅の参考になれば幸いです。



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最終更新日  2017/05/22 08:00:05 AM
コメント(6) | コメントを書く


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 Re:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   GKen さん
面白そうな洞窟ですね。
戦争博物館の写真も興味をそそられますね。
興味深いところをご紹介いただきありがとうございます。
(2017/05/22 08:29:58 AM)

 Re[1]:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   Lamyai_daeng さん
GKenさん
>面白そうな洞窟ですね。
>戦争博物館の写真も興味をそそられますね。
>興味深いところをご紹介いただきありがとうございます。

コメントが速くて驚きました(笑) ありがとうございます!
洞窟は思ったよりも本格的(?)で楽しめました。でも不思議と石柱は多いんですが石筍が少なかったですね。
戦争博物館については、事前に調べた際に情報を見かけなかったので、実際に訪れたからこその収穫でした。
(2017/05/22 08:43:36 AM)

 Re:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   Tui☆ さん
おおっ!これは本格的な鍾乳洞ですな!写真だけでもワクワクしてしまいます。
単なる推理ですが、多分外界より涼しいと思うんで食糧の貯蔵庫に使っていたのでは?
そういう理由だとすると、重病人の療養場所に使ったと考えてもよいかと思います。
(2017/05/22 10:30:56 AM)

 Re[1]:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   Lamyai_daeng さん
Tui☆さん
>おおっ!これは本格的な鍾乳洞ですな!写真だけでもワクワクしてしまいます。

ラーチャブリー県やペッチャブリー県には鍾乳洞がいくつもあるんですが、カンチャナブリー県にもあるとは。地質があの南北に伸びる一帯は似ているのかもしれませんね。

>単なる推理ですが、多分外界より涼しいと思うんで食糧の貯蔵庫に使っていたのでは?
>そういう理由だとすると、重病人の療養場所に使ったと考えてもよいかと思います。

洞窟内は涼しいという点をまったく考えていませんでした。そうですね。Tuiさんのおっしゃるとおり食料備蓄庫だった可能性もあるかもしれません。また涼を取らせるための療養施設でもあったのかもしれませんね。当時の記述のある資料を今後も探してみたいと思います。
(2017/05/22 11:36:51 AM)

 Re:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   バンコク「竹亭」 さん
歴史を巡る旅というはまた味わいも格別だと思います。
ほんの数十年前は、日本もタイも戦時状態だったのが信じられないほど平和な今の日本とタイですが、先人の努力と労苦に感謝です。 (2017/05/22 02:03:44 PM)

 Re[1]:カオプーン洞窟(カオプーン鍾乳洞) カンチャナブリー市街への旅[5](05/22)   Lamyai_daeng さん
バンコク「竹亭」さん
>歴史を巡る旅というはまた味わいも格別だと思います。
>ほんの数十年前は、日本もタイも戦時状態だったのが信じられないほど平和な今の日本とタイですが、先人の努力と労苦に感謝です。

平和な世の中だからこそこうやって戦争の痕跡を巡る旅もできるんですよね。
というか公共交通機関を使ったバンコク周辺日帰り旅をしていると自然に日本軍の足跡に遭遇するんですが。
現代の私でさえタイで何度か熱中症になっているんですから、当時の日本軍の兵士の方々にも熱中症で苦しんだ人がきっと多かったのだろうなと想像できますね。


(2017/05/22 05:38:33 PM)


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