まずはBarOscarから始めよう。
私が伺ったときにはもうすでにカウンターは女性ばかりでいっぱい。
しかも皆さん一人飲み。こんなことってあるんですね。でも私は「おぢさん」なので臆することなく空いてた一席のカウンターに座る。なんとなく気恥ずかしいけど。
1、レブヒート
初めて飲むカクテルだ。私のオーダーは「さっぱり、ロング、弱め、爽やか」とよくわからないもの。飲んでなかなかの味わい。なんでも「ドライシェリー+セブンアップ」らしい。セブンアップってまだあったんだ。その方が新鮮。普通売ってないぞ。どこで手に入れてるんだ?
2、Glenglassaugh 1976 28Y
この蒸留所の長熟ものはかなり珍しい。このボトルはどっかでみたことがあるものの飲むのは初めて。ボトラーズもので昔飲んだものの印象から、この蒸留所のものは青っぽさと簡保役っぽさが際立っていた印象を持っていた。
で、実際にいただく。香りはどちらかというと熟成感よりもフレッシュさを感じる。青っぽさ、草原の香りに甘草が重なる。でもわりとオイリー。ラフランスを想像したフルーティーさもある。しばらく置いたほうが香りは開いてくるようだ。口に含んでみて、案外重いことに驚いた。さすが長熟。オイリーさをより感じる。しかも濃い、なんつうかマーガリンっぽさを感じたが他の方が飲んだら別のように感じるだろうか。表立ってはグレープフルーツなどのフルーツ香が鼻に抜けるがこれも気持ちよくアクセント。全体を通して、「主張」するMaltだと思う。
Oscarでは以上2杯。
続いて、BarGrand TAMAKI
今週末で惜しくも閉店してしまう。
ここ最近お客様が多い。
私がカウンターに座ってすぐにママに電話が鳴る。ママから、
「shibuyaちゃん、Sちゃんすぐ来るって」
とのことを告げられる。そういえば、会社の帰り際、Sさんは私に「今日は食事に行く」と言っていたことを思い出した。誰と行くとは聞いてなかったけど(そういうことを聞くのは野暮だからね)。
1、サイドカー
何のことはない、目の前にブランデーがあったから。何年ぶりだろう、このカクテルを飲むのは。なんて思いながら口をつけたら、後ろから私の背中をさする人がいる。Sさんである。しかも私の直属の部下であるH(女性)もいる。なんだ、Hと食事かと、残念なのか安心なのかわからん心境になる。なんでもこの日はHの誕生日だったそうな。Sさんが食事に誘ったそうだ。直属の上司(私ですな)が気づかないところできめ細かな対応がありがたい。しかもHのためにママと一緒にケーキまで買ってきていた。流石です。私ももっとデリカシーを持たないといけないな。
2、LAGAVULIN 16Y
オフィシャルの16年、スタンダード中のスタンダード。
バースディーのHにはバーボンをご馳走。何がいいかと考えて、結果、「Maker`s Mark VIP」にした。たまにはいいもの飲んでほしいからね。
3、Laphroaig Quarter Cask
言わずと知れたお気に入り。なぜかアイラでつながる。
Sさんはパインのカクテルを飲んでいる。Hはバーボン。
そうこういろいろ話しているうちに夜は更けてもう24時。
「おぢさん」はもうシンデレラをお送りする時間だからいつものようにSさんとタクシーで帰宅(帰る方向おんなじだからね)。
今週末金曜日はTAMAKIの最終日です。
みなさん是非いらしてください。
多分私はべろべろになっています。もしかしたら不埒な悪行三昧しているかもしれません