ヨガインストラクター キミのブログ

お正月は毎年義母の住む大阪へ行きます．

お給料をいただく仕事と違って

お嫁さんや奥さんやお母さんの仕事，

つまり女性の義務は，朝から晩までずっとです．


いかに子供の頃から学生時代

会社員をしていた時でさえも

母親の存在に

ひっきりなしに頼っていたことに

改めて気づきます．


兄弟3人と父，合わせて4人の

それぞれの違った時間に食事を温めて

お疲れ様！と言って

優しい笑顔で食事を出すこと．


お正月もお参りに行った後

家族みんなが家に戻って

一息入れる時のお茶も

母は休みたかっただろうに

父と私達子供達の為に

おいしいお茶を心を込めていれてくれます．


私達や父がテレビや遊びに

いそしんでいる時も

ランチや夕食の支度に追われます．


私は，今度はようやく逆の立場でのお返し．


妻，嫁，そういうライフスタイルに

年々少しずつ慣れてきて

毎年大阪に行って

ひっきりなしに家事をすることにも

ゆとりが出て来ました．

ゆとりが出てくると

真心度，愛がアップしますね．


義母は，高齢でも

大阪で一人で暮らすことを選んでいます．


嫌なことは覚えていないという

超ポジティブな方．


戦争も，身近な家族の死も

誰もが体験する悲しみも通っているのに

自分は本当に恵まれている，幸せよと

自信たっぷりに，誰にでも言うことができる

私の両親も憧れる義母．



普段はなかなかゆっくり会えないからこそ

お正月は，義母にお姫様をしてもらいます．


なんにもしないで

座っているだけで食事が出てくることは

独り暮らしではなかなか経験できないし

今まで義父や夫の為に

休む間もなく女の仕事をしてきていたから

今度は義母がお休みする番．



もちろんヨガの仕事もたくさんあってきりがないけれど

女の義務も，たくさんあってきりがありません．


肩書きのある仕事と主婦業には全く優劣がなく

どちらも尊い日々の仕事だと

ヨガでは考えます．


お給料の高さよりも

愛の高さをヨガでは評価します．


愛のない仕事はせつないもの

愛ある仕事は望ましいもの

義務感のない愛は神聖なもの


これは，聖者サティアサイババジの言葉．



お正月やお盆の

社会が休みの時に

地味に家族を支える女性の義務．


休みのない，

そんなおうちの仕事も大切に

今年は過ごしたいなあ．


家庭は仕事の基盤

社会の基盤にもつながる尊い仕事です．