ルカ密告される 結末編
先週の金曜日、同僚のルカがカラビニエーリに同行されてロッカールームに入っていった件の最新情報をゲットした。情報の提供者はマーラちゃん。彼女の話によると、「昨日ルカが私のところに来てこう言ったの。『先週オレがカラビニエーリとロッカールームに入ったこと、知ってるだろう?金曜の朝8時にドアのチャイムが鳴ったから出てみたらなんとカラビニエーリが2人ドア口に立っているんで本当にビックリした。そして、オレが庭で大麻を栽培しているという情報が入ったので庭を検査したいっていうんだ。オレは大麻なんか栽培してないから、ネコの額ほどの小さな庭を堂々と見せたよ。カラビニエーリが、オレの職場はどこかって聞いたので、名前を言うと、『それじゃすぐに職場に行こう。』っていうんで、慌てて着替えて会社にいった。そこでマネージャーとカラビニエーリが話をして、ロッカーを捜査したのさ。でもなーーーーんにも見つからなかった。当たり前だよな。オレはクリーンだ。でもカラビニエーリと歩いている時は脚がガクガク震えちまったよ。』それでね、ルカが誰かがオレのことをはめようと密告したんだ。 絶対にそいつを捕まえてやる。ただではおかない、ってすごく息巻いてたのよ。」私もマーラちゃんも知っていることなのだが、ルカはあちこちで嫌がらせをしたり、ホラを吹いたりしている。散々みんなに嫌われているから、誰かが仕返しにこういう行為に出たとしても全く不思議ではない。というわけで、ルカは残念ながら逮捕されずせっかく誰かが密告したというのに、証拠も見つからず。でもお天道様はお見通しだよ。ルカにいつか天罰があたるような気がしてならない。