こんなん初めて!黄金の道
11月1日から今日4日まで、イタリアでは4連休だった。ハロウィンの10月31日は1日中雨が降って、夕方にはミゾレに変った。先週日曜日も雪が降ったのは先日報告したとおりだ。もう完全に冬モードだなぁ・・・そう思うと気持ちはちょっと暗くなるのだが、この4連休、今日日曜日をのぞいて、毎日晴れたので、毎日お昼過ぎから散歩に出かけた。以前なら散歩といえば、近所の田舎を歩くくらいだったが登山に目覚めたアタシである。平らな道をただ歩くなんて、物足りない。そんなんツマンナイ!!というわけで、近所の低い山に出かけた。標高1000mくらいのところに行くと、しっかり雪が残っている。今日は昨日、11月3日に行った、我が家から車で20分くらいの近場Certosa di Pesio(チェルトーザディページオ)というところをご紹介しよう。 ここに車を駐車した。出発時刻は午後1時である。天気がいいし、日向に出ると気温も6度くらいあるようだ。私の住む村はこの時間16度くらいだった。しかしここは標高1000m。気温もグッと低くなる。 ちょっと振り向いて撮影。こんな雪だらけの道を散歩するのである。 あっ、ワンコの足跡・・・・おまえさん、すでに来ていたか・・・・キツイ登りではない。雪道を歩くのには慣れていないけれど、うれしくって仕方がない。何せ2週間前に、このシーズン最後の標高2000m級の登山をしたばかりだ。先週は週末に雪が降って撃沈。もう来年の春までトレッキングはできないだろうなぁ・・・と思っていたのだ。この冬私に残されているのは、毎年どおり、マンネリの知り尽くした田舎道を散歩するくらいだろう・・・・あ~~あ、つまんねぇ~~~そんな風に想像していたのだ。だから、あまりの張り切りように、イタオヤが私の写真を撮ってくれると言った時の、私のポーズはこれである。 うっふ~~~~~~ん!!私の喜びを身体全体でひょーげんしてみました。このあとしばらく歩いて行くと、予定していた道は雪崩の危険があるので通行止めになっていた。予定を変更して、橋を渡り、今まで通ったことのない道を歩くことにする。 予定していた道はアスファルトの道で周りはモミの木ばかりなのだが、ここはちょっと様子が違う。木々が沢山。それもカラフル。わぁ~~~、なんだかいい感じなんじゃないかい??時々太陽が隠れたり、また出てきたりして天候が変わってきたようだ。それでももう少し歩いてみる。そしたら、あたり一面、こんな感じだった。 イタオヤいわく、「エルドラードだな、こりゃ。」2人とも感激して写真を撮りまくり、シアワセ一杯で帰路についたのは言うまでもないだろう。それにしても、この近所に16年も住んでいながら、こんなにすばらしい景色を堪能することができるなんて夢にも思わなかった。人生というのは、まったく不思議なものである。