中国人観光客が驚いたサービス@ショッピングセンター編
先日、知人の依頼で中国人観光客をショッピングセンターに案内しました。商業施設で買い物をしながら日本の接客サービスや運営を学ぶ「大人の社会科見学ツアー」です。結果は上々で、8人で100万円以上の買い物。これは買いたい物が買えた、という充実感があったようです。さらにスタッフのサービスに大感動!でした。では、どのスタッフのサービスに感動したのか?を尋ねると、↓彼女たちでした。そうです。駐車場周辺のゲストコントロールのスタッフたちでした。館内は禁煙のため、屋外の喫煙場所に行って発見したそうです。その立ち振る舞いからマイクスピーカーを使って「お車のの方、ご協力ありがとうございました!」というあいさつまで全てが驚きと発見だったようです。(日本人でも驚く人はいます)「なぜ、こんなことができるのか?」「世界中でこのようなスタッフは見たことがない」「まさに、このショッピングセンターのブランドイメージがわかった」「安全とサービスの両立とはこういうことなのか!」などなど、もうベタ褒めでした。皆さん、カメラやビデオで撮影していました。(もちろん私も…:笑)このようなショッピングセンターでは、インフォメーションセンターやコンシェルジュなど屋内(またはエアコンの効いた部屋)で、きれいなユニフォームを着てやる仕事なら求人は驚くほどたくさん集まります。販売もしなくていいしもちろんノルマもない。カウンターもあって座れる。エアコンも効いていて快適な環境。日焼けなどしない。豪雨も台風も関係ない。臭いもない。友達に知れても自慢できる。…などなどメリットが大きいと感じるからでしょう。だから、英語や中国語が話せる人もわんさか集まります。もう特に珍しありません。逆に、笑顔とナレーションときれいな言葉遣い…などのスキルくらいではお客さんが驚いたり感動することもない。(当たり前だと思っている)ところが、このような屋外で交通整理、駐車場係のような仕事でインフォメーションセンターなどと変わらないスキルを駆使して仕事をすると「特別な存在」になります。ようするに目立ちます。「マナーを活かした仕事がしたい。だけど活かせる職場が少ない…」という呻き声を耳にしますが、こういう事例をみると、どんな仕事にもそのスキルは活かせることを知ることができます。そして、それがこうして外国人を驚かし、それがその施設のステータスに進化して、外国に伝わっていく、、、。その波及効果は計測できないほど大きい。商業施設のブランドは結構、こういう人たちが作っているのかもしれません。中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)