西濃地域の岐阜の宝もの「中山道ぎふ17宿(赤坂宿)」に行ってみよう!
みなさんこんにちは!西濃振興局です。 西濃地域は観光という面においても、とても魅力ある地域であるということをPRさせていただきます! まず今日は、「岐阜の宝もの」の一つ「中山道ぎふ17宿」のうち、大垣市にある「赤坂宿」のご紹介です! 江戸日本橋から数えて中山道57番目の宿場町となる赤坂宿。JR美濃赤坂駅から、ゆっくり歩いて10分ほどで到着です!本陣・脇本陣をはじめ、旅籠17軒と多くの商家が軒を連ねる大きな宿場だったそうで、今も旧家がその面影を残しています。路地裏も素敵な雰囲気です。かつて、宿場の出入り口には、敵の侵入を困難にするためクランク状の道がつくられ、わざと見通しを悪くしていました。これを「枡形(ますがた)」と呼んでいます。赤坂宿には、今でも枡形の面影が残っています!(そのため見通しが悪い個所があります。車の方も歩行者の方もご注意ください。) 赤坂宿を歩いていると、不思議な形をした建物を見ることが出来ます。「お嫁入り普請探訪館」です!正面から見ると...、普通の2階建てですね。側面後ろ側から見ると...屋根が長い!2階が無い!なぜ? これは、江戸時代、皇女和宮が将軍家に嫁ぐ道中で赤坂宿に宿泊されたことが理由のようです。7,800名もの大行列が宿泊できるよう、古い家は建て替えて空地には新築しました。約80日間の突貫工事だったそうで、見栄えを良くするため表だけは2階建て、裏は大屋根の平屋造りの建て方になったそうです。(この2階、狭く風通しが悪く居心地が悪いそうなのですが、お供の方々が泊まられたそうです。) 建物の中はこのような感じの資料館になっています。皇女和宮降嫁行列にまつわる資料を中心に、赤坂宿のことが分かるようになっています。 この「お嫁入り普請探訪館」は、「中山道赤坂宿まちづくりの会」の会員が当番制で開館してくださっていますが、寒い冬は基本的に閉館状態です。しかし!閉館していても、ボランティアガイドとして活躍されている折戸眞一さんに電話すれば、当日でも駆けつけて開けていただけます!(折戸さんがお出かけされていると開けてもらえませんが...)閉まっていても、気軽に電話してみてください! <お嫁入り普請探訪館>【住所】大垣市赤坂町3390-2 ※JR美濃赤坂駅から北方向へ徒歩10分【電話】0584-71-2832(折戸さん)※探訪館の入口も連絡先の張り紙がしてあります。 さて、折戸さんは赤坂ボランティアガイドセンターの代表です。お願いすれば、赤坂宿全体のガイドもしていただけます。←オススメ!中には、地元にある金生山(217m)で採取された化石などがずらりと展示されています。折戸さんにお願いすれば、化石のプレゼントがもらえることがあります!<赤坂ボランティアガイドセンター>【住所】大垣市赤坂町2944 ※JR美濃赤坂駅から北方向へ徒歩10分【電話】0584-71-2832(折戸さん) さて、旅の醍醐味と言えば寄り道ですよね!ここから、赤坂宿界隈の見どころをご紹介します! 1. JR美濃赤坂駅大正時代に建てられた木造平屋建で、待合室も含め歴史の風情を感じることができます。<JR美濃赤坂駅> 【住所】大垣市赤坂町字北岡ノ下170 ※JR東海道本線(大垣-美濃赤坂) 大垣駅で乗車 約7分で到着 2. 安楽寺、お勝山(関ケ原合戦岡山本陣址)安楽寺は聖徳太子創建で、壬申の乱の際には大海人皇子が必勝祈願をしたと伝わる由緒あるお寺で、境内には関ケ原合戦で西軍・大谷吉継が使用したとされる陣鐘もあります。安楽寺の境内を奥に進み少し山を登ると、お勝山の頂上に出ます。ここは、関ケ原合戦の際、東軍・徳川家康が最初に本陣を置いた場所です。この時、西軍・石田三成は大垣城にいました。ここから大垣城はどのように見えるのか、是非ご自身の目でお確かめください! <安楽寺> <お勝山(関ケ原合戦岡山陣址)>【住所】大垣市赤坂町756-1 ※JR美濃赤坂駅から南方向へ徒歩10分 ※お勝山へは安楽寺境内から登ることができます。 3. お茶屋屋敷跡(ぼたん園)徳川家康が造営した将軍専用の休泊所跡で、現在は東海地方有数のぼたん園として一般に開放されています。4月下旬から5月上旬には、ボタンの花が見ごろを迎えます。<お茶屋屋敷跡(ぼたん園)>【住所】大垣市赤坂町3421-1 ※JR美濃赤坂駅から北方向へ徒歩7分 4. 金生山化石館金生山は、90%以上が石灰岩からできており、化石の宝庫です。化石の展示だけでなく、化石の入った石片を砂やすりで磨く体験をすることもできます(有料300円)。もちろん磨いた石は持ち帰ることが出来ます!お気軽に窓口にお尋ねください!<金生山化石館>【住所】大垣市赤坂町4527-19 ※「お嫁入り普請探訪館」から北方向へ徒歩10分(上り坂になります)【電話】0584-71-0950【休館日】火曜日(その日が祝日にあたるときは、その翌日) 祝日の翌日【入館料】一般100円(高校生以下無料)【ホームページ】http://www.city.ogaki.lg.jp/0000000664.html 5. 明星輪寺、金生山からの眺望化石館からさらに登っていくと、山頂に明星輪寺があります。日本三大虚空蔵(こくぞう)にも数えられる虚空蔵菩薩を本尊としており、地元では、「こくぞうさん」と呼ばれ親しまれています。明星輪寺までの上り坂では、金生山からの眺望を楽しむことが出来ます。急勾配の坂ですので、体力に自信の無い方は車で登ることもできます。 <明星輪寺>【住所】大垣市赤坂町4610 ※「金生山化石館」から北方向へ徒歩10分(急勾配の上り坂になります)【ホームページ】http://www.mirai.ne.jp/~kinsyou3/ 歴史情緒あふれる中山道赤坂宿と周辺の観光資源いかがでしたでしょうか?化石、古刹、関ケ原合戦史跡、そして宿場町、こんなに盛りだくさんな観光地は珍しいと思います!是非一度足を運んでみてください!