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まちままの絵本日記

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2010年07月20日
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カテゴリ:絵本の勉強

またまた暫く更新お休みしてしまいました。(反省)

梅雨があけて一気に夏炎晴れ炎晴れ炎ですね~

しかしながら、梅雨末期の豪雨災害、被災された方には謹んでお見舞い申し上げます。

*****************

5月、小学校の読み聞かせピンチヒッターの回数が多かったので、それに備えて今月の当番少なめにしたら、前回報告したように5年生がドタキャンで、結局今月は総合学級と昼の2回のみでした。

来月市立図書館で「絵本を楽しむ会」(小さい子向け)の担当に当たっているので、そのプログラムを検討したりして、絵本はたくさん読んだんですけどね。。。

おっと、本題に移りましょう。

今日は、「また、後日・・・」としておきながらまとめていなかった『赤羽末吉』の絵本について、敬和学園オープンカレッジで学んだことをまとめようと思います。

まず1冊目に紹介されたのは「まのいいりょうし」 瀬田貞二:再話 福音館書店
少し前、書店の新刊コーナーに置かれていたのですがよく見ていなかった・・・
こちらの絵本、画面の大きさがページごとに違います。紙の大きさではなく、ページの中で画面として使用している部分の事です。話の流れに従って、左から右へ絵も進んでいくんですが、シーンによって絵を描くスペース(縦幅)をわざと変えて、動きを出しているんだそうです。

次に、「おおきなおおきなおいも」 福音館書店

赤羽末吉の絵本と言えば、昔話絵本というイメージですが、唯一といっていいのではないでしょうか?市村久子の教育実践による・・・というように、実際にあった事柄を絵本にされています。絵のタッチも独特(まるで子供が描いたような絵です)。小さい子に読み聞かせてもとても喜ばれます。絵本自体は小さいですが、遠目もききます。

赤羽末吉さんの絵本デビュー作「かさじぞう」 瀬田貞二:再話 福音館書店
今では「かさじぞう」の絵本の代表作とも言われていますが、当初、扇の中に絵を描く画風は、絵が話をページ毎に区切ってしまうと言われ、また墨絵は地味で子供には向かないと言われたそうです。

「つるにょうぼう」 矢川澄子:再話 福音館書店
各地に伝わる「鶴女房」「鶴の恩返し」「夕鶴」の民話を比べました。お爺さんが鶴を助け、貧しい老夫婦の下に娘として現れ、恩返しをするというストーリーもありました。

その他、「スーホの白い馬」 大塚勇三:再話 福音館書店
「王さまと九人のきょうだい」 君島久子:訳 岩波書店
「ほしになったりゅのきば」 君島久子:訳 福音館書店  など中国・モンゴルの昔話
  

日本の昔話も数多く手がけており、どれも素晴らしい作品です。

日本の昔話は色々な作家により発行されていますが、私は赤羽末吉の昔話が一番だと思っています。

あと、鬼が出て来る絵本も数多くあります。

「鬼のうで」 赤羽末吉:作・絵 偕成社 は、大江山の鬼退治、酒呑童子を元に作られた絵本です。その絵本を作るにあたり、赤羽末吉氏が「絵本よもやま話」 (偕成社)でエピソードを語っています。
「かさじぞう」を作った時、墨絵なので色が乏しく、子ども向けでは無いと評価を受けたんですが、しかし赤羽氏は「話が面白く、そしてその話を絵がよく物語っていれば、その様式が高くとも、けっして子供は離れないと信じている。マンガも白描(色が無い)である。」と語っています。「実際幼稚園の子供が喜ぶということを、園の先生から耳にしている」とも語っています。

「鬼のうで」はとても怖いお話ですが、子供たちは怖いお話も好きです。しっかりと受け止めてくれる安心できる大人に寄り添って、思いっきり怖いお話を楽しむ。この強烈な記憶はいつまでも子供の記憶に残り、その安心感を与えてくれた大人にいつまでも安らぎを感じると思います。

「鬼のうで」に続き手がけた「鬼ぞろぞろ」 舟崎克彦:文 偕成社 では、鬼が迫ってくる様子をどう表現しようか、また鬼の足はできるだけ見せないようになど、制作エピソードを聞いて愉しみました。

 

読み聞かせには
「だいくとおにろく」 「うまかたやまんば」 「くわずにょうぼう」 「にぎりめしごろごろ」 「かちかちやま」 「あかりの花」 「へそもち」(福音館書店)
「ほうまんの池のカッパ」 「さるとかに」 (銀河社)
「チワンのにしき」 (ポプラ社)     などもオススメです。

もっと赤羽末吉の絵本知りたい方は 絵本ナビでどうぞ 「赤羽末吉の絵本一覧

 






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Last updated  2010年07月20日 17時00分17秒
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