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第7話。
小西がぶっちゃけました。 男の「学歴・年収」と女の「若さ・可愛さ」は等価交換。 そして、じつは、 小西と朱里のコミュニケーション能力の高さが、 その「学歴・年収」や「若さ・可愛さ」に支えられてる。 それは、すなわち、 自分の本性や本心を取り繕い、 「学歴・年収」や「若さ・可愛さ」を武器にして、 見かけだけを相手の求めに沿わせていく能力のこと。 … 笙野と田中さんが、 コミュ力の欠如ゆえにこじらせてるのに対して、 小西と朱里は、 逆に、コミュ力がありすぎてこじらせてる感じ。 そういう実情が垣間見えました。 日テレは、 前季の「こっち向いてよ向井くん」も、 なかなかエグイ内容だったけど、 今作も負けず劣らずエグってると思います。 ◇ 朱里が小西に突き刺した一言。 > 私のこと好きだ好きだって言ってるけど、 > いつもヒョウヒョウとしてソツがない! > いまいち本音が見えないよ… 朱里は、 笙野のことを見てるうちに、 男性の価値観が変わってきたのかしら? 異性の扱いは上手だけど、本音が見えない小西。 本音しか言わないので、しばしば失礼な笙野。 究極の選択ですね…w チヤホヤしてもらうぶんには、 小西みたいな男のほうが一緒にいて気分がいいし、 女子に合わせられない笙野みたいなヤツは気分悪い。 でも、逆にいえば、 笙野みたいな男は中身が丸見えなだけに嘘がなく、 小西のような男は、いつも嘘っぽくて中身が見えない。 一方、 朱里と違って、田中さんの場合は、 彼女自身がコミュ力に依存してないだけに、 むしろコミュ力の欠けた人に共感があるのよね。 うわべのコミュ力をあまり信じてない。 だから、 笙野みたいな人にもわりと寛容で、 はじめから「根はいい人でしょ」と受け入れてる。 小西と朱里みたいに、 なまじコミュ力の高い人どうしの付き合いだと、 エネルギーのあるうちは楽しいものの、 おたがい演じることに疲れてくるし、 本音が見えた途端に修復不能になったりします。 ◇ 朱里は、そのことに気がつきはじめた。 核心を突かれた小西は、 もう元のチャラ男には戻れなくなりました。 でも、案外、 それでよかったのかもしれません。 うわべだけのコミュ力の高さなんて、 かならずしも幸福に結びつくものではない。 その虚しさは、小西がいちばんよく分かってるはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.06 08:40:10
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