英語が全くできない子は
自分の子供が英語を苦手にしているようならちょっと読んでほしい。僕は20年以上英語を教えているが学校のテストで30点や40点あたりの点数を取ってくる子たちには「ある共通点」があると思っている。例えばねお父さん、お母さん次の単語を読んでみてください。первый этажどうでしょうか。読めますか?そして、意味わかりますか?ちなみに、ロシア語です。英語ができない子供は、英単語を見たときに今これを読んでいるお父さん、お母さんと同じ状況に陥っているのです。この状況で、授業はどんどん進みます。先生「はい、じゃあこの文を読んでみてください!Я студент.どうですか?まあ、簡単ですよね?」自分がこの授業を受けていたとしたら、この科目を好きになれますか?頑張る気になれますか?もうお分かりですよね?英語ができない子は英語が「文字」ではなく、「記号のつながり」にしか見えないのです。これはかわいそうですよね?学校の授業を見ているとアルファベットの読み方(文字の名称のみ)と書き方を学んだ後、いきなり単語に突入します。フォニックスを全くやらないことがほとんどです。小学校でローマ字を学んでいるから、大体読めるだろう…そんな感覚なのでしょうか…このレベルにいる子たちは、英語の成績が悪いことを咎められると「単語が覚えられない。書けない」と言うと思います。それを聞いた親は「単語なんて、何回も書けば覚えられる!」と言い放ちますよね?でも、上に書いた単語や英文、何度も書いて覚えられますか?テストに出る単語や文章は、二個だけじゃないですよ?100、200と覚えていかないと高得点なんて取れないんです。「松江の子は英語ができる」という有難い口コミを聞きますがなるべく早い時期に、「記号から文字へ」の移行をさせているだけです。それさえ乗り越えられれば、公立中学レベルの英語はほんの少しの反復練習で絶対にできるようになります。小学生の子供がいる保護者の方、何でもいいので、子供にとって初見の英単語を読ませてみてください。それを「なんとなく正解に近い読み方」ができていればとりあえず安心です。