ありゃ、大変、時計が止まってる!
この前に金曜日のこと、移動中に腕時計を見ると、16時前のはずなのに、14時45分を指しています。おかしいなぁと思い、よく見ると秒針が動いていません。自動巻きなので、電池切れは考えられないし、まさか!!!竜頭を弄って見ても動く気配なし。どうも壊れたようです。問題の時計は、3年半前に買った「PRONTO」と言うメーカーの「Tropic Master」。一応、スイス製で、特価になっており、約1万円でした。シンプルなデザインで、某有名メーカーの某高級モデルに似てます。曜日の表示が12時の位置にあり、しかも省略表示でなくフル。機械式ながら気になるほど誤差は出ないし、時間、曜日、日付の視認性も良くて、意外と気に入っていたのに・・・。まぁ、誤差については、あまり拘っておらず、遅れは困りますが進むならOKです。仕方なく、その日は、携帯電話を時計代わりに使っていたのですが、やっぱり使い難い。腕時計って、あまり使っていると言う感覚がないですが、無くなると、その重要性が良く分かります。実は、これ壊れると困るんですよね、代わりの時計が無い。正確に言えば、使える時計がないですね。他に4つ持ってるのですが、ベルトが壊れてたり、電池が切れてたりと・・・。電池を入れ替えようとか、ベルトを交換しようとか思ってはいたのですが、「Tropic Master」で支障が無かったので放置してました。しまったと思っても後の祭りですが・・・。我慢できずに、夕方になって香港の「CityChain」と言うチェーン店に駆け込みました。自動巻きのお手頃な腕時計を探し、まず店内を一回り。「セイコー」が良さそうです。すると、一人の外人さんが、「セイコー」のショーケースを見入っていました。店員さんとの会話を聞くと、どうも「セイコー」の「サムライ」というモデルを探しているようです。チタン製のケースのダイバーズウォッチのようですが、店員さんには上手く伝わっておらず、「サムライ」=「侍」の構図も頭の中になさそう。「シャムライ?」とか言ってます。それを察したのか、その外人さんは「サムライ」の意味を説明し始めました。「サムライソードのサムライだよ。」って、そう例えるのか!!!「ハラキリ」とか他に無いのか!!!「サムライソード」も店員さんには上手く伝わっていないようです。最後に「見た限り、ここには無さそうだ。ありがとう。」と言って去って行きました。探し物は見つかったのかな?このお店は、チェーン店で、歩いて行ける場所にも、数店舗出店しています。私も、一旦、お店を出て、用事を済ませてから、他の店舗も見てみることにしました。他のお店を見た後、結局、元のお店に戻ってきました。そして選んだのがコレ。大きな箱が付いていますが、けして高いモデルではありません。「セイコー 5」と言う、今は日本では売られていないセイコーの海外モデルです。買値は、HK$1,460(約16,746円)から15%OFF。買ったお店:City Chain買った商品:セイコー 5 SNKE03K1価格:HK$1,241(約14,234円)「セイコー 5」と言っても、ダイバーズウォッチタイプからシンプルなものまで様々ですが、機械式で、(中には比較的、高価なものもありますが、)とにかく安い。セイコー製の機械式腕時計としては、一番安いモデルになると思います。値段は手頃でも一応「セイコー」なので、ちょっとしたプレゼントにも良く、以前にも、このシリーズを買ったことはあるのですが、自分用としては初めてです。ステンレスのケースで、文字盤は黒。直径は、ベゼル部分で約35mm。大きくも無く小さくもなく、丁度良い大きさです。ケースは、部分的にイオン・プレーティングが施されているようですね。全体的に黒っぽい印象のなっています。文字盤上には、「SEIKO」、その下にモデル名を表す「5」の文字。3時の位置には、並んでデイトとデイが配置されています。デイトの形式は、英語表示とローマ数字の2種類から選べます。「21 JEWELS」とあるので、ムーブメントは「Tropic Master」より4石少ないですね。黒の文字盤のものは初めてですが、視認性はそれほど悪くありません。お店では、同価格帯の「TITUS」のモデルも勧められました。そのモデルは、デイ、デイト、マンス、ムーンフェーズまで備えた明らかに高機能なムーブメントの物でしたが、ここまで詰め込むと、どれも視認性が悪くなるのでパスしました。ケースの裏はスケルトンになっており、ムーブメントが見えます。スケルトンになっているのは、ニセモノが氾濫したので、その対策とか。自動巻きで、ムーブメントは、セイコー製の「7S26B」と言うものが使われています。1日に20秒~25秒進みますが、こんなもんでしょう。ベルトもステンレス製で、中央のみ色が違っています。この配色は、ケースと同じです。ベルトは、ボタンを押して外すタイプで着脱は楽ですね。逆に、衝撃などでは外れません。このように3つ折になっていますが、折り目部分のパーツは色が違います。見えない部分ですが、ちょっとかっこ悪かったりします。全体的には、満足な買い物だったのですが、1つ納得が行かないのが、逆輸入モデルのはずなのに、なぜに日本で買う方が安いのかと言う事。 壊れた「PRONTO」の「Tropic Master」は、買値が安かったので修理に出すつもりがなかったのですが、家で弄っていたら、突然、復活しました!今のところ、目立った進み、遅れも無く、正常に機能しています。これは、時計を買わせる為の時計屋の陰謀か?(「Tropic Master」も「City Chain」で購入。)買値は、HK$624と当時のレートで1万円ほどですが、レシートには、元々の価格がHK$2,450(当時、約37,000円)とあり、75%OFFでHK$624となってました。元々の値段を見て勿体無い気がして来たので、一度分解清掃をお願いしようかと思っています。中国だと、日本や香港ほど、費用も高くないでしょうし。