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カテゴリ:散文詩
夕焼けが空と大地を染めた後
誰かが この世界に大きな天幕を張った
でも天幕は 遥か昔からの使い古しらしく
近づき過ぎた小さな星たちは 時に
天幕のほころびから こぼれ落ちてしまう
そんな慌てんぼうの星たちには
せめて流星という名前をつけてあげよう
もうひとつ流れた星に乾杯すると
空になったグラスの中で氷が音をたてた
となりで笑ってる君は・・・
とても贅沢なひとだね
いや、一番贅沢なのは僕かもしれない
沢田 佳 2009.8.6
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最終更新日
2014.10.01 01:45:56
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