ベルリン金熊チョコをいただく。
土曜日の夜明け前に台北市と三重市の間にかかる橋のたもとで集合し、橋の上で短編映画の一場面を撮影した。俺は奇怪な「教祖」の役。ほかにエキストラ多数。初めて「地下世界」から地上へと群がり出でたわしらが、夜明けの橋の上を、周囲の世界をいぶかしげに眺めながら、ふらふらと歩き回るシーン。夜が明けたらもう6時過ぎで、バスやらバイクやら自家用車やらがどんどん走ってくる。スタッフはバイクに乗った出勤秒読み段階女性会社員などに罵倒されながら必死で通行止めを行うのであった。というのはさておき、教祖(わし)の後ろについてふらふらさ迷い歩くエキストラ要員として、いろんな映画の「組」から知り合いのスタッフがかき集められてきていたようで、その中に「刺青」のラインプロデューサーがいた。で、その彼女から「これ、監督からことずかってきたから」と言って渡されたのが、クマのマークのチョコレートなのであった。↑ ベルリン映画祭チョコレート(表)↑ ベルリン映画祭チョコレート(裏)これこそは、周美玲監督が「刺青」を引っさげてベルリン映画祭へ行ってきた時の、お土産の「金熊チョコレート」なのであった。まあ、赤いマークになってるから「金熊」じゃなくて「赤熊」だが。でもうれしい。わしらのようなもんにまでお土産をいただけるとは、感激の至りである。チョコレートはすぐ食ってしまった。思ったより甘かったが、くどい甘さではなく、非常にうまかった。でも次のときはビターの「黒熊」がいいな。売ってるかどうか知らんが。