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2012年03月04日
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カテゴリ:日記
 太平洋戦争で、終戦直前に死んだのは、少年兵たち。彼らの遺品について。
当時、学習雑誌で掲載されていた、のらくろという漫画が人気であった。
その為、彼らの遺品の中には、のらくろの絵柄がプリントされた、遺品が少なくない。
私は、まんだらけで、かなり古いのらくろの修復された、かなり分厚い漫画本を読んだことがある。筆者の自伝でもあるが、のらくろは、戦意高揚の為に書かれたのではない。子供が喜ぶ様な、食べ物や、夢のような話を描かれた漫画であったのだ。ちゃんばらごっこと呼ばれる、遊びと同じである。近代戦争により、殺傷力のある兵器を、未成年でも簡単に扱える時代が齎した、弊害。たいした、訓練も受けずに、彼らは飛ぶこともできず、海へと墜落して死んだ。

死んだ彼らの魂は、幼い頃に魂の平穏を与えられた、故郷ではなく、見知らぬ異国の海、あるいは、異国の地を未だに彷徨っているのかもしれない。古今東西、そういう魂は、妖、悪魔、モノノケ等と呼ばれ、人間の魂の輪から外れる。もしかしたら、未来永劫に、彷徨い続けるのかもしれない。

終戦後に、日本人の子供の間で、コックリさんや、様々な呪の類が流行したのに、もし、意味があるとすれば、失われた人としての魂、悲惨な戦争で彷徨う幼く未熟な魂の声が、同じ年代の人間には、聞こえているからなのかもしれない。少年兵と呼ばれた、彼らに、罪などあるのだろうか? 地獄へすらも、行けずに、彷徨う彼らの苦悩の声。少し昔の日本ならば、無限地獄へ堕ちると言われていた自決、自殺をした一般人らも、太平洋戦争で死んだ、一般民間人の彷徨う魂も未だに、この日本から追放をされ、異国の地獄へと向かっているのかもしれない。

 …子供向けの児童書というジャンルが、時代によって、年々、対象年齢が上がっている。ティーンズ文庫と呼ばれることもあるが、それらに多くある内容を読むに従い、やはり、彼らは存在しているのだと、私は思う。

ゼロの使い魔という、ティーンズ向けの小説のシリーズものがある。これは、日本産であるが、ナルニア国物語という、C.Sルイスの書いた、児童向けのシリーズものは、ディズニーが映画化している。これは、現実世界と空想の世界を行ったり来たりする物語であるのだが、ゼロの使い魔という話では、自分の意思ではなく、別世界の住人によって、現実世界から、召喚されるという物語だ。しかし、ナルニア国物語でも、厳密に言えば、ナルニアという国によって、召還される話なので、実は、似ている。

物語の中盤に、自分が何者であるのかを、思い出すのが、セオリー。最初は、自分が何者かであるか、全く気にしない。あるいは、知っていても、興味ないのかもしれない。新しい自分として、生きることにより、改めて意味を持つのかもしれない。

 私が、太平洋戦争で亡くなった、少年兵について考える理由は、私の世代は、人口増加という問題が、時代的に盛んに言われていた時代に生まれた人間であるからだ。社会、この日本という国に、自決を暗に求められ、いたずらに自殺へと追い込まれた、世代の人間の一人であるからだ。この日本という国は、何度も、何度も、過ちを犯している。誰か、声を上げねば、国が滅びるのは必然。我々は、力や気力を奪われ、野に放り出された。そして、この国の衰退、滅亡を見つめているしかできない、無力感に襲われる。

もし、力を奮って、この日本という国を救おうと、心の奥底に思ったのならば、決して、人に自分のこの国に対する想いを知られてはならない。この国を滅ぼしたい人間は、常に、我々を監視しているのだ。人の悪意と破滅させる黒い魂でしか、現実の世界を変えることなど、できはしない。人が、人を思いやる善意は、日本という国の権威に駆逐され続けている。我々は、息を潜めて、善行を成さねば、力に抹殺される。だから、もし、貴方が自分ではない、誰か他人を助けたいと、良い心で願うのならば、覚悟せねばならない。悪魔、魑魅魍魎、日本を呪詛し続ける、呪われた存在として、普通の人間に忌み嫌われても、この国や、周りの誰かを救いたいという決意が揺らがないのかを、己に問わねばならない。そして、純粋な自分の心は、自分自身を守る為にあることを、忘れてはいけない。譬え、魔道に堕ちたとしても、光は己が内に存在する。いつの日か、自分自身を滅ぼすことになっても、それが、この国に生まれた者の宿命であると、運命を受け入れて、朽ち果てるのだろう。





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最終更新日  2012年03月04日 15時16分43秒
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