|
カテゴリ:カテゴリ未分類
11月 8日(金) 愛とエゴ
T社長は、ある言葉をきっかけに、人生観と経営観が一変しました。発達障害と診断された長男の躾と、会社経営に悩んでいた時期のことです。 ある講演会で、「尊敬なき愛はエゴ(我欲)である。子や孫も、社員や後輩も、さらに企業も、尊敬の念から生まれた温かい愛情を注がれてこそ、立派に育っていく」という言葉を耳にしました。T社長は、大きな衝撃を受けました。 先代社長の父親に、負けを許されない躾を受け、根性ドラマの主人公のような人生を歩んできたT社長。会社でも、毎日のように叱咤激励を繰り返すうちに、優秀な技術を持つベテラン社員が、次々に退職してしまったのです。 講演を聞いた翌朝から、出勤前に、子供と社員の顔を思い浮かべ、手をついて感謝の挨拶と語りかけを始めました。日を追うごとに、謙虚な心が養われました。 以来、十数年にわたり、知的なハンディキャップを持つ人を積極的に採用し、今では全社員の二割近くを占めています。 尊敬され信頼されるのは、その何倍も人を尊敬してきた証といえるでしょう。 今日の心がけ◆謙虚な心を養いましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。 朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年11月13日 06時41分10秒
コメント(0) | コメントを書く |