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5月26日(火) 手と日本人
「手形」「手違い」「手を加える」など、日本語には「手」にちなんだ言葉が多くあります。その由来は、日本人が農耕民族だったことに関係するようです。 例えば稲作は、時季を見ながら手順を踏む細かな作業を要します。「手間暇をかける」という言葉がありますが、「手」は労力を、「間」と「暇」は費やす時間を意味し、稲作に必要な姿勢を言い表わした言葉ともいえるでしょう。 農作業で生活を支えてきた日本人は、手間暇をかけて仕事に励む習性が自然と養われていきました。それに伴って、手先は器用になり、やがて世界に誇れる技術力を生み出すことにも、つながっていったのです。 手間暇をかけるということは、頭の中だけで考えるのではなく、体を実際に動かして、工夫改善を繰り返しながら動くということです。そうした行動を重んじる心情が、日本人の勤勉さを支えてきたのでしょう。 今日は、普段より手間暇をかけて、自分の仕事に取り組んでみましょう。そのひと手間で、さらに良いものが仕上がるはずです。 今日の心がけ◆手間暇を惜しまず取り組みましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年05月27日 08時34分41秒
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