|
カテゴリ:カテゴリ未分類
7月29日(水) 人は見かけに
その昔、一人の高僧が、粗末な衣姿で、ある家を訪問しました。家主は「どこの坊主だ。こんな汚い格好しおって、家に入るな!」と、門前で追い返しました。 しかし、同じ高僧が、立派な衣を身にまとって再度訪問すると、家主は下にも置かぬ様子で出迎えました。 高僧は「頂戴した品は、中身の私ではなく、立派な衣に与えるとしましょう」と言って衣を脱ぐと、自らは何も受け取らずに帰ってしまったのです。 この話は、人がいかに外見だけを見て、判断を誤ってしまうかを教えてくれます。同時に、外見がどれほど相手の印象を左右するかを物語っています。 自分が家主の立場なら、良き人間関係を作り上げていくためにも、常に冷静で、見かけや一時の感情に左右されない判断力が求められるでしょう。 また、高僧の立場になって、自分が相手にどんな印象を与えているか考えてみましょう。 この話を自分の仕事に置き換えてみても、様々な気づきが得られそうです。 今日の心がけ◆外見について考えましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年07月29日 09時20分33秒
コメント(0) | コメントを書く |