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8月30日(火) その指先は宝
バドミントンの羽(シャトル)には、本物の鳥の羽が使われています。 競技用の高級シャトルの原料は、ガチョウの羽です。一本のシャトルには十六本の羽が使われますが、ガチョウ一羽から、十四本の羽しか取れないそうです。 この本物の鳥の羽を使うところに、シャトル製造の難しさがあるようです。ヨネックスのシャトル製造部長・長谷川慎さんはこの道二十六年。一つひとつ微妙に曲がっている羽を揃えてコルクに植え、手作業で微調整を繰り返します。 市場に出す前の検査では、手でしなり具合を確かめ、花が咲いたように丸みを帯びているか、目で見極めます。人の五感と経験がものをいう検査です。 「ちゃんと育った検査員の目と指先は、宝なんです」と、長谷川さんは語ります。職人の世界だけに、検査員の養成が何よりも難しいようです。 どの業界にも、人の手や目、五感が支える仕事はあります。 持って生まれた感覚に加えて、積み重ねてきた経験は、その会社の「宝」です。 最後に頼りになるのは、今も昔も、人なのでしょう 今日の心がけ◆会社の宝を大切にする職場でありましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。 O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年08月12日 12時28分53秒
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